工学専攻創造工学プログラムの浅野 弘靖さんが腐食防食学会 材料と環境2022 若手講演奨励賞を受賞しました。
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2022年7月 6日掲載
受賞者
工学専攻創造工学プログラム (星 芳直研究室)
浅野 弘靖
受賞名
腐食防食学会 材料と環境2022 若手講演奨励賞
(腐食防食学会)
受賞の内容
「供給酸素分圧がSUS304鋼の耐食性に及ぼす影響の電気化学インピーダンス解析」
ステンレス鋼は錆びづらいという特徴から屋外やキッチンの水回りなど幅広く使われています。これは表面に不働態皮膜と呼ばれる1~5 nmほどの薄い酸化物の膜が錆の進行を抑制しているためです。本研究ではこの不働態皮膜の成長とステンレス鋼の耐食性に酸素濃度がどのような影響を及ぼすのか調べるため、異なる酸素濃度環境下におけるステンレス鋼の腐食進行を電気化学インピーダンス法によりモニタリングしました。この手法により酸素濃度の変化にともなう不働態皮膜の成長過程を追跡することで、酸素濃度とステンレス鋼の耐食性の関係を明らかにしました。
今後の抱負
このような賞をいただき、大変光栄に思います。今回の学会発表では工学専攻創造工学プログラムの研究インターンシップを通じて国立研究開発法人物質材料研究機構(NIMS)で取り組んだ研究内容について発表させていただきました。名古屋工業大学で学んだ電気化学・腐食科学の知識とNIMSで開発されたオリジナルの手法を融合した研究成果が今回の受賞に繋がり、大変嬉しく思っています。指導教員である星 芳直先生(准教授,名工大)、土井 康太郎先生(構造材料研究拠点 独立研究者,NIMS)、廣本 祥子先生(構造材料研究拠点 解析・評価分野 耐食材料グループ グループリーダー,NIMS)より多くのご指導をいただき、このような賞をいただくことができました。心から感謝申し上げます。この受賞を励みとし、今後より一層研究活動に邁進したいと思います。
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