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渕上 輝顕 助教が 日本セラミックス協会 第77回協会賞「進歩賞」 を受賞しました。

2023年6月29日掲載


日本セラミックス協会 第77回協会賞「進歩賞」

受賞者
渕上 輝顕 助教
受賞の対象

架橋性配位子を活用した酸化物ナノ構造制御による高い表面反応性と構造安定性の両立

受賞者の関連サイト
研究室ホームページ
関連するウェブサイト
公益財団法人 日本セラミックス協会 ホームページ

 数ナノメートルの粒子は高い反応性を示す一方で、構造の不安定性などから実用に至ることは多くありません。渕上助教は、ナノ構造形成に寄与が小さいと考えられていた架橋配位性低分子の存在により、セラミックスナノ粒子が配向集積し、高次ナノ構造を形成することを発見しました。そして、その働きを活用して種々の酸化物ナノ構造体を合成し、構造に由来する表面機能の解明を進めることで、ナノサイズの高い反応性と高い構造安定性を両立させました。独創的手法によるこれらの成果が、学術的に高く評価されました。

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日本セラミックス協会賞とは


 セラミックスの産業および科学・技術の進歩発達に資し、学術研究および工業技術上の業績顕著な者に贈られます。特に進歩賞は、将来のセラミックス分野をになう若手研究者で、セラミックスの科学・技術に関する学術上優れた業績を挙げた者に贈られます。