フィリピン・ボホール州立大学との国際交流協定を締結し、ボホール州知事、ボホール州立大学学長、JICAフィリピン事務所所長などを表敬訪問し、今後の共同事業について会合を行いました。
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2016年10月19日掲載
10月13日(木)~16日(日)、鵜飼裕之学長と高度防災工学センターの教員(井戸田秀樹センター長、張鋒教授、秀島栄三教授、北川啓介准教授、北野利一准教授)と北川啓介研究室の学生2名(博士後期課程 坂口大史さん、博士前期課程 清水万莉奈さん)がフィリピンのマニラとボホール州を訪問しました。
10月13日(木)には、JICA(国際協力機構)フィリピン事務所の伊藤晋所長を表敬訪問し、JICA草の根支援事業に採択いただいています「ボホール州における予防/準備/対応/復旧に関する防災能力向上プロジェクト(Bohorizon Project)」(2014年12月〜2018年12月・プロジェクトマネージャー 北川啓介准教授)と今後の名古屋工業大学との連携事業について意見交換を行いました。
後列右から4番目、JICA(国際協力機構)フィリピン事務所 伊藤晋所長
後列左から3番目、鵜飼裕之学長、前列右から2番目、北川プロジェクトマネージャー
10月14日(金)には、ボホール州立大学と教員と学生の相互交換留学や共同研究を行える国際交流協定を締結しました。今回の協定締結に至る背景として、2013年10月15日にボホール大地震に見舞われて以降、名古屋工業大学としてフィリピンへ何かできることがないかを検討した後に、2014年12月からBohorizon Projectを継続的に実施しております。そのプロジェクトの最初の活動として、これまでの約2年間、トゥビゴン市にて、行政と市民の皆様、そしてボホール州立大学の教員と学生の皆様と連携しながら、トゥビゴン市をはじめとするボホール州の防災能力向上に向けたレクチャーやワークショップを約10回開催し、事業を進めてまいりました。同日夜には、Edgardo M. Chattoボホール州知事はじめボホール州の行政の皆様、William Jaoyトゥビゴン市市長はじめボホール州内の市の行政の皆様、ボホール州立大学の皆様、JICAフィリピン事務所の皆様と会合と懇親の場に出席いたしました。
タグビララン空港でボホール州立大学管弦楽団の歓迎演奏で出迎えられました
ボホール州立大学との国際交流協定を締結
ボホール州知事と談笑する、鵜飼学長、井戸田高度防災工学センター長
右端はJICA(国際協力機構)フィリピン事務所 森田隆博次長
10月15日(土)には、鵜飼裕之学長、井戸田秀樹センター長、北川啓介准教授は、ボホール大地震三周年式典に出席し、哀悼の意を分かちあうと共に、今後も名古屋工業大学としてより一層のボホールの防災能力向上に尽力することを約束しました。
セントヨセフワーカーカテドラルにて、ボホール大地震三周年式典に出席しました
一方、張鋒教授、秀島栄三教授、北野利一准教授と北川研究室の学生2名(博士後期課程 坂口大史さん、博士前期課程 清水万莉奈さん)は、10月14日(金)〜15日(土)の2日間、トゥビゴン市にて、地震や地すべりなどを対象とした地盤系の防災マニュアル、また、台風や洪水や高潮を対象とした水理系の防災マニュアルを行政と市民の皆様と作成するためのレクチャーとワークショップを進め、およそ100名にご参加いただきました。そして、最後には鵜飼裕之学長も駆けつけ、JICA(国際協力機構)フィリピン事務所の森田隆博次長と共に挨拶し、こうした防災能力向上がフィリピン全土に今後広がっていくことを願いながら閉会いたしました。
ワークショップの様子
今後、フィリピン政府、ボホール州政府との連携のもと、日本と同じく災害大国であるフィリピンの、一日でも早く、現地の行政と市民による災害への予防と準備と対応と復旧が高められるよう、名古屋工業大学として、これからも継続的に共同してまいります。
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