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2024年度職員褒賞制度に基づく褒賞

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大学案内

褒賞

最優秀賞

受賞者
(グループ含む)
対象業績 概要
インスタントハウス研究グループ 令和6年能登半島被災地への簡易住宅(インスタントハウス)設置に係る業績 「地球上で家に困る人々が快適で丈夫な家をもつあたりまえを実現する」を信条にインスタントハウスを研究開発し、能登半島地震と能登半島豪雨の被災地へ屋内外用インスタントハウスを迅速に提供し、本学の名誉を著しく高めた。
インスタントハウス設置支援派遣要員チーム 能登地震被災地におけるインスタントハウス設置支援業績 2024年1月1日に発生した能登半島地震発生を受けて、1月下旬から2月中旬に教職員有志の5グループが社会工学類の北川啓介教授が開発した「インスタントハウス」を被災地に届け、支援活動を行った。

優秀賞

受賞者
(グループ含む)
対象業績 概要
徳田 恵一 AI時代の音声合成技術の礎を築いた業績 機械学習によりテキストから音声を合成するアプローチを提唱し、近年の深層学習に基づくAI音声合成の礎をつくった功績が認められ、音声技術分野で最高の学術賞と言われるIEEEフラナガン賞を受賞した。
電気・機械工学類教育改善グループ 電気と機械の真のシステムインテグレーション教育の構築 電気と機械が各々担当していた複数の1年次共通科目について、習得知識を各講義に接続し応用力を高め、電気と機械の融合センスの醸成を目的に、両分野の教員が共同で担当し、産業界のニーズを反映した真の電気と機械の融合による実践的教育を構築した。
自己収入改革グループ 名古屋工業大学における増収策の提案及び実施 大学を取り巻く財政状況が厳しさを増している中、本学の教育研究環境の整備や、教育研究の質を維持するため、ネーミングライツ事業・デジタルサイネージ広告事業を導入し、自己収入の確保を実現した。
事業継続計画(BCP)等策定グループ 事業継続計画(BCP)等の策定による危機発生時の基本的体制の整備 従来の防災マニュアルを見直し、発災から事業再開までに各々が取るべき行動を時系列に網羅、PDCAサイクルを考慮したBCP等を整備した。これにより、危機管理体制を充実させ、実災害に備えた、迅速な判断や行動指針の確認と随時見直しが可能になった。
大学基金 能登半島地震被災地への支援事業グループ 大学基金 能登半島地震被災地への支援事業に係る業績 能登半島地震被災地へのインスタントハウス設置支援の寄附受入れを3日で整備し、通常の担当や係を超えた業務体制を構築した。8月末までの受入は約2,000件、6,000万円となり大学基金全体の寄附受入額の増加に大きく貢献した。

特別褒賞

受賞者
(グループ含む)
対象業績 概要
平田 晃正
小寺 紗千子
令和6年度文部科学大臣表彰
科学技術賞(開発部門)受賞
新型コロナウィルスの感染者数予測法を開発、緊急事態宣言の有無やワクチン接種戦略などの影響を分析し、内閣官房プロジェクトをはじめ、厚生労働省、地方自治体などにデータを提供、マスメディアでも啓発活動に利用された。
片山 耕大 令和6年度文部科学大臣表彰
若手科学者賞受賞
色覚視物質は、ヒト色認識の根源に関わる光受容タンパク質でありながら、その作動機序(①吸収波長制御、②光情報伝達制御)が分かっていない。片山氏は、従来であれば色覚視物質には利用できないと考えられてきた赤外分光法やクライオ電子顕微鏡解析を独自手法で最適化し、色覚視物質の構造解析を可能にした。その結果、レチナールとアミノ酸との化学的相互作用を可視化し、①波長制御に重要な構造的要因や、②情報伝達機構の一端を解明した。また、クライオ電顕により世界初の色覚視物質の構造決定への道筋を示し、作動機序に関する多くの知見を得た。本成果は、色覚視物質の構造情報をもとに、網膜疾患の治療薬開発への貢献が期待される。

この情報は人事課が提供しています。