山村・宮川研究室の研究論文が英国王立化学会誌New Journal of Chemistry誌のFront Cover Artに選ばれました。
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2023年6月15日掲載
英国王立化学(RSC)の学術雑誌New Journal of Chemistryに発表した山村・宮川研究室の研究論文が高く評価され、Front Cover Art(Issue 23, 21 June 2023)に選ばれました。論文タイトルは「Anti-bacterial β-cyclodextrin derivatives inspired by the anti-microbial peptide polymyxin in order to better understand the role of single hydrophobic chain tail in selective anti-bacterial activity」。これは工学専攻(生命・応用化学領域)の山村初雄教授、宮川淳准教授、博士前期課程学生であった大脇将史氏、一色香菜氏、石原由加里氏、そして就実大学および神戸常磐大学の先生方による共同研究の成果です。
山村教授と宮川准教授は病原菌に対抗する抗菌性物質の研究に取り組んでいます。ここでは感染症治療薬である抗菌ペプチドのコリスチンを模倣して、環状オリゴ糖であるシクロデキストリンに細菌細胞膜に作用する膜障害性基をそなえつけることで、細菌を死滅させるが、赤血球を毒さない性質を付与できることを明らかにしました。このオリゴ糖はWHO(世界保健機関)が危険視する多剤耐性病原菌にも効果を示し、新しい感染症治療薬の開発に役立つと期待されます。
学術雑誌 New Journal of Chemistry
山村・宮川研究室HP
この情報は研究支援課が提供しています。
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