白井研究室の研究成果がJournal of the Ceramic Society of Japan誌の「Front Cover」に選ばれました
Research
研究・産学官連携
2025年3月26日掲載
白井研究室の結晶配向性を持つセラミックスシートの新たな作製プロセスに関する研究論文「Crystal-oriented hydroxyapatite ceramic sheets tailored in a novel tape casting process of powder mixture system」の内容が高く評価され、日本セラミックス協会が刊行する学術雑誌Journal of the Ceramic Society of Japan誌のFront Coverに選ばれました。
本論文では異なる形態を持つ水酸アパタイト粒子の混合粉体と市販アクリル樹脂バインダーのみで調整したスラリーを出発原料としてテープキャスティング法より一次膜を作製し、一次膜の積層および面内・面外方向の切断により異なる軸に配向した水酸アパタイトシート(厚み:数百ミクロン)の新たな結晶配向セラミックスの作製手法を開発しました。また、混合粉体中異なる粉体の割合や焼結温度における作製した水酸アパタイトシート中の結晶配向度および最表面の結晶構造変化について詳しく議論しました。従来のセラミックス配向手法と比べると、複雑な原料合成、工程等が不要になることから、非常に簡便な成形プロセスとして機能性セラミックスの開発に大きく貢献することが期待できます。

関連リンク
- 白井研究室のウェブサイト
- 掲載論文のウェブサイト
<掲載論文> Crystal-oriented hydroxyapatite ceramic sheets tailored in a novel tape casting process of powder mixture system
<掲載内容> Front Cover
<発表雑誌> Journal of the Ceramic Society of Japan, 133(3), (2025) 67-70
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