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小林 亮 助教研究グループの論文が、APL MaterialsのFeatured articleに選ばれ,AIP Scilightのニュースサイトで紹介されました。

2020年09月04日掲載


小林亮助教研究グループの論文「High-throughput production of force-fields for solid-state electrolyte materials」が、APL MaterialsのFeatured articleに選ばれ,AIP Scilightのニュースサイトに紹介記事が掲載されました。

次世代の電気自動車車載用蓄電池として安全性の観点から電解質に固体材料を用いた全固体二次電池の開発・実装が期待されており,固体電解質材料の研究開発において計算機シミュレーションを用いた新規材料探索や材料候補スクリーニングが行われるようになっています。その中でも原子・分子の動きをシミュレートする分子動力学法は,バルクや結晶粒界構造におけるイオン伝導機構の解明に有力なツールとして期待されていますが,新規材料に対しては原子間の相互作用を記述する力場が存在せず,シミュレーションを行うことができないことが多くありました。本論文では,量子力学計算結果に対してメタヒューリスティクス手法を用いてパラメータ最適化を行うことで,非常に短時間に(およそ一日で)原子間力場を構築する手法を開発し,あらゆる新規固体電解質材料の分子動力学シミュレーションが可能となることを示しました。今後,新規固体電解質材料の研究・開発現場での本手法の活用が期待されます。

〇研究者のウェブサイト

小林亮助教のページ> 

〇研究成果のウェブサイト

<掲載論文> High-throughput production of force-fields for solid-state electrolyte materials

<紹介内容>  AIP Scilight

<発表雑誌>  APL Materials  

<本開発手法のプログラム

                                 


この情報は研究支援課が提供しています。

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