工学専攻の麦田 大悟さんが第10回ソフトマター研究会 ポスター賞を受賞しました。
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2022年12月 9日掲載
受賞者
工学専攻 (礒部 雅晴研究室)
麦田 大悟
受賞名
第10回ソフトマター研究会 ポスター賞
受賞の内容
「Newtonian Event-Chainモンテカルロ法の平衡緩和 ―高密度2次元剛体球系で生じるホッピング鎖の拡散特性―」
ミクロな分子の世界では安定な平衡系へ緩和(平衡緩和)します。分子シミュレーションでは、高密度・大規模系で「平衡緩和」時間が増大するため、方法論の開発が重要になります。このような方法論として、「Event-Chainモンテカルロ法」が世界的に注目されており、その一つにNewtonian Event-Chainモンテカルロ法(NEC)があります。本研究では、2次元剛体球系で種々の手法の拡散特性を調べました。その結果、固液相転移(アルダー転移)点より高密度では「ひも状のホッピング連鎖」の協働運動が生じ(図1)、生成確率解析により全密度領域でNECの「平衡緩和」の優位性を示しました。
今後の抱負
今回このような賞を頂きましたこと、とても栄誉のあることと光栄に思っております。今回の受賞は、指導教官の礒部先生の多大なご指導ご鞭撻があってのものであり、深く感謝しております。この受賞を糧に、これからもより一層研究に精進してまいります。
社会工学科の高田 瑞希さんがANQ Congress 2022 Best Paper Awardを受賞しました。 工学専攻電気・機械工学系プログラムの内田 晃一さんが日本流体力学会 年会2022 若手優秀講演表彰を受賞しました。