工学専攻の朝熊 紀文さんが第61回セラミックス基礎科学討論会 Excellent Presentation Awardを受賞しました。
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2023年2月 7日掲載
受賞者
工学専攻 (岩本 雄二研究室)
朝熊 紀文
受賞名
第61回セラミックス基礎科学討論会
Excellent Presentation Award
受賞の内容
「The effect of catalytic support on the adsorption/desorption properties between nickel and hydrogen」
窒化ケイ素はエンジニアリングセラミックスとして広く応用されていますが、優れた触媒担体としても潜在的可能性を秘めています。本研究は、窒化ケイ素担体の機能を調査するべく、分子組成および構造を制御したケイ素系ポリマーを出発原料として設計・合成することで、ミクロ多孔質構造等の物理的性質を同程度に制御したニッケル(Ni)/窒化ケイ素とニッケル/酸化ケイ素複合材料を合成できたこと、および両者の吸着質との吸脱着特性を比較検討し、優位な差を実験的に証明したことが新規性を有する研究成果として評価されました。なお、本発表は米国セラミックス学会日本支部との合同開催による国際セッションにおいて、英語でのプレゼンと質疑応答で実施しました。
今後の抱負
このような賞を頂き大変光栄に思います。日々ご指導いただいている、岩本先生、田村先生、本多先生、浅香先生ならびに多田博士に感謝しております。また本研究は、JST 次世代研究者挑戦的研究プログラム JPMJSP2112 の支援を受けたものです。関係者各位に深く感謝しております。この受賞を機に、より一層研究に邁進して参ります。