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工学専攻物理工学系プログラムの加藤 資康さんが第32回日本MRS年次大会 奨励賞を受賞しました。

2023年02月28日掲載


受賞者

工学専攻物理工学系プログラム 田村 友幸研究室

加藤 資康

受賞名

第32回日本MRS年次大会 奨励賞

第32回日本MRS年次大会

受賞の内容

「アモルファスTiO2表面の光触媒活性に関する第一原理計算」

酸化チタン(TiO2)は、光を照射すると水が水素と酸素に分解される光触媒効果を利用して様々な場所で使用されています。私たちの研究グループは、TiO2表面にアモルファス構造を形成することにより通常の表面に比べて光触媒活性が約 13 倍向上することを見出しています。本研究は、このアモルファスTiO2表面の局所的な原子配列の特定及びその高活性の起源の解明し、さらなる活性向上を目的としたものです。高分解能電子顕微鏡観察と高精度電子状態計算から、高活性なアモルファス表面中ではTi原子は結晶とは異なる構造をとり、さらにはその中の欠陥が触媒活性に寄与する可能性を示しました。

受賞_図re.jpg

今後の抱負

この度は、このような名誉ある賞をいただき大変光栄に思います。私が受賞できたのは、ご指導いただいた田村友幸准教授、本田光裕助教、そして研究室の皆さんのおかげです。今回の受賞を励みとして、これからも研究活動や研究室での学びを忘れず、社会に貢献するためにより一層努力していく所存です。

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