工学専攻社会工学系プログラム(研究当時)の今岡 智輝さんが日本建築仕上学会及び日本建築学会東海支部研究集会で受賞しました。
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2023年4月20日掲載
受賞者
工学専攻社会工学系プログラム(研究当時) (河邊 伸二研究室)
今岡 智輝
受賞名
2023年日本建築仕上学会 奨励賞
2022年度日本建築学会東海支部研究集会 日本建築学会東海支部学生優秀学術講演賞
(日本建築仕上学会)(日本建築学会東海支部学生優秀学術講演賞)
受賞の内容
日本建築仕上学会
「帯電した網戸用金網の花粉吸着性能」
感染症対策として換気が重要である一方、開口部から室内への花粉の侵入は花粉症罹患者にとって問題になる。そこで、花粉が室内に侵入する際に通過する網戸を帯電させて、花粉を吸着させることを考える。本研究では、網戸を想定したステンレス製の金網を2重に用い、重力沈降する花粉と流動する空気中に散在する花粉の吸着性能を測定する。その結果、極性の違いや出力電圧、金網の種類、金網間の距離、吸着時間が花粉吸着性能に及ぼす影響を明らかにし、花粉の吸着性能を持つ建築材料の開発のための基礎資料を得た。
日本建築学会東海支部研究集会
「帯電した2枚の網戸用金網間の距離と花粉吸着後の継続的な帯電が花粉吸着性能に及ぼす影響」
既往の研究より、2 枚の金網間の距離が花粉吸着性能に及ぼす影響、金網のメッシュと線径が花粉吸着性能に及ぼす影響、および花粉吸着後の継続的な帯電が花粉の再飛散に及ぼす影響は明らかでない。 そこで、網戸を想定したステンレス製の2 枚の金網を使用し、逆極性に帯電した 2 枚の金網間の距離とメッシュおよび線径を変化させて、花粉の吸着を試みた。また、吸着後に帯電状態で静置し、金網からの再飛散を調べた。
今後の抱負
この度は、とても光栄な賞をいただき本当に嬉しく思っております。受賞できたのは、私の能力を引き上げてくださった先生方と、いつも協力してくれた研究室の仲間達の存在あってのことと思います。4月からは新社会人として、研究室で学んだ研究に対する前向きな姿勢や周りを巻き込む大切さを忘れずに、今回頂いた賞を自信の糧として、日々誠実に仕事に励み、社会に貢献していきたいと思います。
工学専攻情報工学系プログラムの竹谷 大地さんが2022年電子情報通信学会 情報通信マネジメント研究会 情報通信マネジメント研究賞を受賞しました。 社会工学科(研究当時)の田中 さくらさんが第19回 CIP 学生賞を受賞しました。