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工学専攻生命・応用化学系プログラムの服部 翔さん、松山 萌香さんが日本セラミックス協会第36回秋季シンポジウムで受賞しました。

2023年10月31日掲載


受賞者・受賞名 

日本セラミックス協会第36回秋季シンポジウム

・特定セッション「ランダム系材料の科学」 優秀若手ポスター賞

 工学専攻生命・応用化学系プログラム 服部 翔

・特定セッション学生優秀発表賞

 工学専攻生命・応用化学系プログラム 松山 萌香

大幸 裕介研究室

日本セラミックス協会第36回秋季シンポジウム

受賞の内容

服部 翔「高濃度リン酸塩ガラスのNa+ / H+イオン交換の検討及びガラス構造評価」

溶融法で作製するリン酸塩ガラスは、緻密かつ大面積化が容易で極性も高いことから次世代燃料電池の電解質として高いポテンシャルを有します。しかし、ガラス中のプロトン(H+)濃度の低さが課題となります。本研究では、H+濃度を高めるため燃料である水素ガスから触媒反応によって取り込んだH+とガラス中のNa+イオンを固相状態でイオン交換することに成功し、イオン伝導性や耐水性とイオン交換の関係を調査しました。

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松山 萌香「直接Ag+イオン注入による生細胞応答のin-situ顕微鏡観察」

本グループでは、生細胞に対する大気圧Ag+イオン注入によって細胞活性などに影響を与えることを既に報告していましたが、従来まではイオンが細胞に注入されている様子をリアルタイムで観察する手法が確立されておらず、注入後のみの観察にとどまっていました。本研究では、イオン注入装置と顕微鏡を組み合わせた独自の観察装置を用いて、イオンを注入しながらの細胞形態観察に始めて成功しました。

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今後の抱負

服部 翔さん 

優秀若手ポスター賞という栄誉ある賞を頂き大変光栄に思います。今回の受賞は丁寧なご指導を頂いた大幸裕介准教授をはじめ、研究を進めていく上で多くの議論を交わした研究室のメンバーのおかげであると感じています。今回の受賞を励みとして、中温作動燃料電池の研究発展に貢献できるよう、ガラス電解質の研究により精進していきます。

松山 萌香さん

この度はこのような賞を頂き、大変光栄に感じております。今回の受賞は、大幸裕介准教授をはじめとする研究室のメンバーや、様々な場面でご助言を頂いた小幡亜希子准教授など、多くの方の協力のおかげであると感じており、深く感謝申し上げます。今回の受賞を励みとして、今後もより一層研究活動に精進し、研究分野のさらなる発展に貢献していきたいと思います。

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