工学専攻物理工学系プログラムの山本 和輝さん、杉田 三佳さんが日本金属学会2023年秋期講演大会 優秀ポスター賞を受賞しました。
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2023年11月21日掲載
受賞者
工学専攻物理工学系プログラム(萩原 幸司研究室)
山本 和輝
杉田 三佳
受賞名
日本金属学会2023年秋期講演大会 優秀ポスター賞
受賞の内容
山本 和輝「Mg/LPSO複相合金における組織と引張変形挙動の相関」
戦略的創造研究推進事業(JST-CREST)「機能マルチモーダル制御の材料科学と材料創製」(グラント番号: JPMJCR2094)の支援を受け展開されている、超高強度Mg合金の開発に関する研究発表を行った。適切な合金押出速度の設定、その後の300-400℃の温度範囲での熱処理を組み合わせることにより、通常の金属材料では困難である、従来合金と比較した強度と延性の同時向上を実現した。その起源について引張試験中の中性子その場回折実験を行うことによりLPSO相が果たす特有の寄与について明らかにした。
杉田 三佳「Mg-Y-Znマルチモーダル押出材の圧縮変形機構解析」
戦略的創造研究推進事業(JST-CREST)「機能マルチモーダル制御の材料科学と材料創製」(グラント番号: JPMJCR2094)の支援を受け展開されている超高強度Mg合金の開発において、Mg/LPSO複相合金に特徴的に発達する、Mg加工粒、Mg再結晶粒、繊維状LPSO相からなる二相三領域の「マルチモーダル組織制御」が、引張・圧縮変形挙動に与える影響を調査した。この結果、開発合金ではMg合金にて見られる引張試験と圧縮試験における強度変化(力学的非対称性)が消失することを明らかにし、Mg/LPSO複相合金特有の圧縮変形機構について明らかにした。
従来にない高強度と高延性を両立するマグネシウム合金が示す
Mg相とLPSO相からなる「マルチモーダル組織」
今後の抱負
山本 和輝さん
今回の成果から、Mg/LPSO複相合金における特異な強度・延性バランスの発現がLPSO相に由来することが明らかとなった。今後は得られた知見を基に、マルチモーダル組織を有するMg/LPSO複相合金の引張変形挙動についてより詳細な解明を行い、実用化を見据えた新規高強度Mg合金の開発を目指したい。
杉田 三佳さん
今回の成果を基に、引張試験と圧縮試験における変形挙動異方性を消失させるような、「マルチモーダル組織」に代わる新たな組織を持つ合金の開発を行いたい。また、本研究では荷重軸方位を押出方向平行の1方位に限定したが、様々な荷重軸方位による引張試験および圧縮試験を行い、その変形挙動や組織との相関を明らかにしていきたい。
情報工学科のギル マロさんの参加するチームがStartupGo!Go! x 10th The Pitch AWS賞及びTOPPAN賞を受賞しました。 工学専攻生命・応用化学系プログラムの船橋 えりさんが第72回高分子討論会優秀ポスター賞を受賞しました。