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工学専攻材料機能プログラムの佐藤優磨さん、松隈龍騎さんが日本鉄鋼協会第190回秋季講演大会学生ポスターセッション奨励賞を受賞しました

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学生生活

2025年10月 2日掲載


受賞者

工学専攻 博士前期課程 材料機能プログラム材料組織・塑性制御工学研究室(萩原研究室)

佐藤優磨

松隈龍騎

受賞名

日本鉄鋼協会 第190回秋季講演大会 学生ポスターセッション 奨励賞

 日本鉄鋼協会 第190回秋季講演大会 学生ポスターセッション

受賞の内容

佐藤優磨「高強度高延性高炭素鋼の均一伸びに対する焼戻し温度の影響」

株式会社 小松製作所、山陽特殊製鋼株式会社、名古屋工業大学の三者共同研究として実施されている、従来にない超高強度・高靭性・高延性鉄鋼材料の開発において、2 GPaを超える高強度を維持しつつ高延性が発現するメカニズム、またその焼戻し温度依存性を調査した。力学特性評価に加え、デジタル画像相関法を駆使したひずみ発達挙動を解析し、延性への残留オーステナイト相の寄与などの多くの新規知見を明らかにした。

松隈龍騎「Fe-Ni-Al合金におけるB2相析出粒子が薄板状マルテンサイト組織におよぼす影響」

マルテンサイト変態のバリアント選択において、変態前にどのバリアントが生成するかを予測することは困難であると言われている。本研究では、母相中にB2相が析出しているFe-Ni-Al合金において、マルテンサイト変態前後の同一視野観察を行うことで、B2相周囲のひずみとマルテンサイトのバリアントとの関係について調査した。その結果、ひずみに応じて生じるバリアントと界面のマッチングに応じて生じるバリアントが異なることを明らかにした。

受賞者のコメント


佐藤優磨さん

今回、奨励賞という形で受賞できたことを大変光栄に思います。日頃から支えてくださった徳永助教、萩原教授、研究室の皆様には多大な感謝を申し上げたいと思います。本研究の知見として得られた新規開発鋼の力学特性及びひずみ発達挙動について、さらに詳細に解明できるよう、今後も研究活動に注力していきたいと思います。

松隈龍騎さん

このような賞をいただき大変光栄に思います。日ごろから多大なご指導をいただいている、森谷助教、徳永助教、萩原教授をはじめ、支えてくださった研究室の皆様に感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も引き続き研究活動に邁進したいと思います。

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