Close

萩原幸司教授、徳永透子助教らの研究グループが第48回日本金属学会技術開発賞を受賞しました

Research

研究・産学官連携

2025年9月26日掲載


第48回日本金属学会技術開発賞

受賞者
物理工学類 萩原幸司、徳永透子 他
受賞の対象
高硬度・高靭性過共析鋼「TOUGHFIT®」の開発
受賞者の関連サイト
材料組織・塑性制御工学研究室(萩原研究室)
関連するウェブサイト
日本金属学会2025年秋期講演大会贈呈式
金属学会受賞写真.jpg

本賞は、創意あふれる開発研究を推奨する目的で、金属工業に関する独創性に富む新技術・新製品の技術開発に優れた実績を収めた技術者に対し贈られるものです。
萩原幸司教授(物理工学類)、徳永透子助教(物理工学類)が所属する材料組織・塑性制御工学研究室では、コマツ、山陽特殊製鋼、名古屋工業大学の三者共同研究として、我々の社会に欠かすことのできない基盤材料である鉄鋼材料において、 700Hv(約HRC60)という高硬度を保持しつつ、同時に100J/cm2以上の極めて高いシャルピー衝撃特性、5%以上の塑性伸びを有するような、従来にない超高強度・高靭性・高延性鉄鋼材料の開発を進めており、2023年春からは、「TOUGHFITTM」(タフィット)という商品名にて、実用化、社会展開が図られています。
本材料の社会普及により、部品の小型軽量化・長寿命化が実現されることでライフサイクルアセスメントが飛躍的に改善し、これにより省エネ・CO2排出量削減・環境改善に大きく寄与することが強く期待されます。
この実績が評価され、今回の受賞に至りました。
研究業績等のさらなる詳細については、受賞者のウェブサイト、解説記事等をご覧ください。

関連リンク


工学専攻材料機能プログラムの佐藤優磨さん、松隈龍騎さんが日本鉄鋼協会第190回秋季講演大会学生ポスターセッション奨励賞を受賞しました


この情報は研究支援課が提供しています。