物質工学専攻 中村彰伸さんがBMB2015 若手優秀発表賞を受賞
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2015年12月14日掲載
物質工学専攻 中村彰伸さん(築地真也研究室)がBMB2015(第38回日本分子生物学会年会、第88回日本生化学会大会 合同大会)にて若手優秀発表賞を受賞しました。
受賞研究テーマ:「局在性化合物による生細胞内MAPKシグナルのTemporalコントロール」
細胞内のタンパク質は必要なときに活性化し、その後また元の状態に戻ります。このようなタンパク質の一過的な活性化を有機化合物(薬剤)によって誘導・制御することができれば、生命研究や創薬の強力なアプローチとなります。しかし、従来の化合物はタンパク質に結合し続けるため、可逆的な制御を実現するのは困難でした。本発表では、独自の新しい化合物を開発し、化合物を培養液に添加するだけで、細胞内のタンパク質を一過的に活性化させる(その後、自発的に元の状態に戻る)技術を報告しました。
今後の抱負:
このような賞を頂き大変嬉しく思っております。本成果は、築地先生やラボメンバーとのディスカッションを重ねながら、これまでコツコツと煮詰めてきたものです。この場を借りて、御礼申し上げます。今後は本成果を更に発展させ、名工大発の革新的な細胞制御技術の確立を目指すと同時に、新しい創薬アプローチを切り拓いていければと思っております。
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