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物質工学専攻の藤原貴彦さんが日本セラミックス協会東海支部学術研究発表会 優秀講演賞を受賞

2015年12月16日掲載


物質工学専攻の藤原貴彦さんが平成27年度日本セラミックス協会東海支部学術研究発表会 優秀講演賞を受賞しました。

受賞の内容

 超音波センサとして使われる圧電セラミックスには、外力を吸収して電気信号に変換しやすい軟らかい材料構造が求められています。本研究では、独自の無鉛素材と放射状に拡がる特殊な気孔構造(図参照)を作り込むために、インターンシップによって産業技術総合研究所で習得した凍結乾燥法を応用しました。その結果、硬いセラミックスが機械的に軟らかくなり、従来比2倍の高い圧電出力定数を得ることに成功しました。さらに、ドイツ/エアランゲン・ニュルンベルク大学(FAU)留学中に習得した有限要素解析(本学客員准教授FEY先生の指導)によって、機械的に軟らかくなりやすい構造であることを理論的に裏づけました。

藤原貴彦さん今後の抱負

 この放射状に拡がる気孔配置による圧電特性の起源をさらに明確化し、センサ感度の向上につなげていきたいと考えています。

 

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新しい多孔質構造の提案と実証

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藤原さんとエアランゲン・ニュルンベルク大学のFEY先生(本学客員准教授)

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