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生命・応用化学専攻の加藤邦彦さんが日本セラミックス協会第30回秋季シンポジウムでIncentive award(優秀発表賞)を受賞しました。

2017年10月13日掲載


受賞者

生命・応用化学専攻 加藤邦彦(白井研究室)

受賞名

日本セラミックス協会第30回秋季シンポジウム Incentive award(優秀発表賞)
日本セラミックス協会

受賞の内容

「廃棄物系粒子の表面改質による活性化と無焼成固化体作製」

本研究室では、高温で焼結することなく100℃以下の温度で化学反応により粒子同士を結合させ固化体を作製する「無焼成セラミックス技術」に関する研究を行っており、産業副産物の有効利用のためシリカ-アルミナ系粒子を用いて無焼成固化体作製を試みた。今回遊星ボールミルを用いたメカノケミカル処理という技術による表面改質により粒子表面を活性化させ、イオンの溶出を促進させることで溶液の低濃度化を図った。表面改質後の粉体の物性及びに固化体強度への影響を調査した内容を発表した。

メカノケミカル処理粉体を使用した時の各特性変化.png
図:メカノケミカル処理粉体を使用した時の各特性変化
(a) 固化体の微構造、(b) 機械的強度

今後の抱負

今回の受賞は指導教員である白井准教授はもちろんのこと、研究室スタッフの方々、学生らのお力添え・御協力なくしては得られないものであったと考えております。誠に感謝申し上げるとともに、このような賞を頂くことができたこと大変光栄に思います。これらを糧として、研究分野のさらなる発展に貢献していけるよう今後一層研究に励みたいと思います。

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