生命・応用化学専攻の遠藤卓さんと竹本嘉透さんが錯体化学若手の会 夏の学校2017で最優秀ポスター賞と優秀ポスター賞を受賞しました。
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学生生活
2017年10月17日掲載
受賞者
生命・応用化学専攻 遠藤 卓(小澤・猪股研究室)
生命・応用化学専攻 竹本嘉透(小澤・猪股研究室)
受賞名
遠藤さん:最優秀ポスター賞
竹本さん:優秀ポスター賞
錯体化学若手の会 夏の学校2017
受賞の内容
遠藤さん:「人工シデロフォア-鉄錯体を利用した微生物検出法の開発」
当研究室では、表面修飾可能な人工シデロフォアを用いた微生物検出に関わる研究を行っています。本研究では微生物の細胞膜に存在するレセプターにより認識される4種類の人工シデロフォアおよびそれらの鉄錯体を合成しました。種々の測定により、微生物の吸着挙動を追跡し、合成された錯体が選択的かつ高感度に多種類の微生物を検出可能であることを明らかにしました。
竹本さん:「電子供与性配位子を有するコバルト窒素錯体の合成」
当研究室では、環境負荷の大きいハーバー・ボッシュ法に代わる新たなアンモニア合成法の開拓を目指し、遷移金属錯体を用いたアンモニア合成触媒の開発を行っています。本発表では、電子供与性であるイミノホスホラン部位を有するコバルト窒素錯体を合成しました。様々な測定により窒素分子との反応を追跡し、コバルト錯体が効率的にアンモニアを合成する触媒となることを示したことが評価されました。
今後の抱負
遠藤さん:
この度は、このような賞を受賞することができ、大変光栄に思います。このような賞をいただけたのは、増田先生、小澤先生、猪股先生をはじめ、アグレッシブに研究に没頭する研究室のメンバーのおかげです。この研究室で研究でき本当に良かったです。今後も情熱的に研究に取り組み、金属錯体の機能性に着目して、新たな研究分野を拓いていきたいです。
竹本さん:
この度、このような賞を受賞することができ、光栄に思います。このような賞をいただけたのは、増田先生、小澤先生、猪股先生をはじめ、朝から終電まで互いに切磋琢磨してきた研究室のメンバーのおかげです。本当に感謝しています。今後も、錯体化学の側面からハーバー・ボッシュ法に代わる革新的なアンモニア合成法を目指し、アグレッシブに挑戦していきたいと思います。
生命・応用化学専攻の赤木琢真さんが日本セラミックス協会第30回秋季シンポジウムでPresentation Fighting-spirit Awardを受賞しました。 生命・応用化学専攻の野田啓尊さんが日本セラミックス協会第30回秋季シンポジウムでPresentation Fighting-spirit Awardを受賞しました。