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情報工学専攻の中野智文さん、鈴木晃平さん、加藤昇平教授が第15回情報学ワークショップ優秀研究発表賞を受賞しました。

2017年12月27日掲載


賞状_winf2017nakanosuzuki.jpg

受賞者

情報工学専攻 博士前期課程 中野 智文加藤昇平研究室
情報工学専攻 博士前期課程 鈴木 晃平加藤昇平研究室
加藤 昇平教授

受賞名

第15回情報学ワークショップ 優秀研究発表賞
第15回情報学ワークショップ

受賞の内容

中野さん

顧客満足度調査の負担を軽減すべく、センシング技術によって満足度を推定したいと考えました。ここで、満足度の数値を出力するだけでなく、業務改善のための助言を行うことが望ましいです。本研究では、マーケティングにおいてそれを達成し得るシステムを、経営学の知見を踏まえて提案しました。また、提案システムの実現に必要な期待感・満足感推定機能におけるディープラーニングの有効性を調査・検討しました。

図_winf2017nakano.jpg

鈴木さん

強化学習は正しい観測情報のもと行われるが、実世界では観測情報が正しく得られるとは限らない。このような環境をPOMDPs環境という。この環境では状態の混同が発生し、強化学習を正しく行うことは困難である。私たちは遺伝的アルゴリズムとProfit Sharingを組み合わせたハイブリッド学習を提案し、POMDPs問題を解決した。実験によりPOMDPs環境だけでなく環境変化や大規模環境への適応性もみられた。

図_winf2017suzuki.jpg

今後の抱負

中野さん

この度はこのような賞をいただき、大変光栄です。これもひとえに、昇平先生をはじめとするたくさんの方々のご支援によるものと、深く感謝しております。肝心の推定部分で良い結果は出ていませんが、システム提案が認められての受賞となりました。今後は実験と検討を繰り返し、推定精度を上げられるよう、尽力して参ります。

鈴木さん

この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。本賞を受賞いたしましたことは、加藤先生と研究室メンバーのご指導ご支援の賜物です。心からお礼申し上げます。現在、私たちの手法をMDPs環境や実環境など様々なタスクに適用しようと努めております。今後とも日々研究を励み、技術で社会に貢献できるよう精進したいと思います。

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