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情報工学科の劉杉さんがプログラム国際競技会PRIANAC「Social Welfare Category」で優勝しました。

Campus life

学生生活

2018年11月 5日掲載


受賞者

情報工学科(伊藤研究室)
劉 杉

受賞名

プログラム国際競技会PRIANAC「Social Welfare Category」 優勝
PRIANAC2018

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受賞の内容

プログラム国際競技会PRIANACは二者間自動交渉エージェント大会です。今大会において自動交渉エージェント「Agent33」を提出しました。「Agent33」は相手の提案ビッドを論点ごとにヒューリスティックメソッドで分析し、ナッシュ解に近いビッドを再構成します。再構成したビッドから全体にとって効用値が高いビッドを選択し、相手に提案するような提案戦略を用いた自動交渉エージェントです。「Agent33」がプログラム国際競技会PRIANACで最も高い全体効用値を取得しました。

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今後の抱負

この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。日常の頃からご指導いただいた伊藤先生、Moustafa先生、及び意見をいただいた研究室のメンバーのおかげです。心から感謝申し上げます。Agent33は全体の効用値を高めることに専念したので、個人効用値を高く取ることができなかったです。それを改善する為に、今後2つの方向で考慮したいと思います。1つは機械学習を用いて相手のビッド分析によってよりナッシュ解に近いビッドを見つけるアイディアです。もう1つは譲歩関数を相手のタイプによってダイナミックに調整するアイディアです。


情報工学専攻の福田和彰さんと加藤昇平教授がIEEE GCCE 2018 Outstanding Student Paper Awardを受賞しました。