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生命・応用化学専攻の西村姿吹さん、北川琢磨さん、山口瑛名さんが第8回CSJ化学フェスタ2018で優秀ポスター発表賞を受賞しました。

2019年01月11日掲載


受賞者

生命・応用化学専攻(小澤・猪股研究室)
西村 姿吹
北川 琢磨
山口 瑛名

受賞名

第8回CSJ化学フェスタ2018優秀ポスター発表賞
第8回CSJ化学フェスタ2018

受賞の内容

西村 姿吹
本研究室では、環境にやさしいメタノール生成を目指した触媒の開発を行っています。本研究では、自然界でメタンを酸化しメタノールを生み出す酵素、メタンモノオキシゲナーゼの特徴を取り入れた人工触媒を合成しました。この触媒は二つの金属核を持ち、それらの周りが非対称な構造を持っているという非常に珍しい特徴を持っています。今回、実際にこの触媒を使って物質を酸化することに成功しました。

北川 琢磨
近年、色素増感太陽電池(DSSCs)は次世代型の太陽電池として注目されています。本研究ではイオン液体という電気化学的に優れた有機分子をチタニア電極に修飾させた基板(イオン液体修飾チタニア電極)を用いることで、銅錯体色素をベースとしたDSSCsの性能向上に努めております。本発表ではこの修飾電極を用いることで実際に性能が向上し、DSSCsの高効率化が可能であることを明らかにしました。

山口 瑛名
一酸化窒素(NO)は有害分子として一般的に知られていますが、生体内においては重要な生理作用を示すことから、NOを薬剤として用いる試みが進められています。本研究ではドラッグデリバリーシステムを指向した薬剤分子として、外部刺激である光を用いることで、NO放出を可能としたコバルト錯体を構築しました。本発表では3種類のコバルト錯体を合成し、種々の測定によりNOとの反応性における電子的な影響を明らかにしました。

今後の抱負

西村 姿吹
今回、このような賞をいただき光栄に思います。本研究について示唆に富む有益なコメントを下さった、増田先生、小澤先生、猪股先生をはじめ、朝から晩まで共に研究に励んだ研究室のメンバーに感謝しています。今後も、本研究が環境問題解決の一助となるよう、より一層努力していきたいと思います。

北川 琢磨
この度は、このような賞を受賞することができ、大変光栄に思います。受賞にあたり日頃から熱心に指導して頂いた増田先生、小澤先生、猪股先生に深く感謝いたします。今回の受賞を励みに今後もより一層精進し、日々"切磋琢磨"することで化学、延いては社会の発展に貢献していきたいと思います。

山口 瑛名
この度は、このような賞を受賞することができ、大変光栄に思います。受賞にあたり、熱心にご指導してくださった先生方をはじめ研究室のメンバーに深く感謝致します。今後も自分らしく、一貫して研究に取り組んでいきたいです。

190111inomata1.jpg受賞者(左から山口さん、西村さん、北川さん)

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