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電気・機械工学専攻の伊藤啓太さんがThe 33rd International Conference on Information Networking (ICOIN2019),Best Paper Awardを受賞しました。

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2019年1月18日掲載


受賞者

電気・機械工学専攻岡本研究室
伊藤 啓太

受賞名

The 33rd International Conference on Information Networking (ICOIN2019),Best Paper Award
ICOIN2019

受賞の内容

発表題目:
A Chaos MIMO-based Polar Concatenation Code for Secure Channel Coding,
K. Ito, Y. Masuda, and E. Okamoto

我々の研究グループは,カオス信号を用いることにより電波そのものを暗号化することで正規ユーザ以外が復調することを困難とする伝送方式を提案している.これは共通鍵暗号化と伝送効率を全く落とさない誤り訂正能力を併せ持つ方式であるが,更なる誤り訂正能力の向上のためには第4世代移動通信システム(4G)で用いられている別の誤り訂正符号を連接する必要があり,このときに受信側の計算量が増加してしまうことが課題であった.そこで本研究では,5Gで用いられることが決定しているpolar符号と呼ばれる符号を外部に連接することで,電波暗号化による無線の安全性と,高品質・低復号計算量伝送方式を実現することに成功した.

今後の抱負

この度はこのような賞を頂き,大変光栄に思います.受賞にあたり熱心に指導頂いた岡本先生を始め,日々議論を交わしより良いものを提案できるよう協力してくれた研究室のメンバーに深く感謝しています.今回の受賞を励みにこれまで学んだことを活かして,就職後も一社会人として精進していきたいと思います.

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