機械工学科の福井渉さんが日本機械学会東海支部 第50回学生員卒業研究発表講演会 Best Presentation Awardを受賞しました。
2019年03月18日掲載
受賞者
機械工学科(杉田研究室)
福井 渉
受賞名
日本機械学会東海支部 第50回学生員卒業研究発表講演会 Best Presentation Award
第50回学生員卒業研究発表講演会
受賞の内容
大動脈に内圧を負荷すると,大動脈壁内へ液体が流入し,壁内の平滑筋細胞に流れせん断応力が生じる可能性があります.流れせん断応力により,平滑筋細胞のタイプが正常血管でみられる収縮型から病変血管壁に多い合成型に変化する,との報告があることから,本研究では壁内の液体流れを実際に観察しました.マウス胸大動脈に内圧を負荷すると,内腔から壁内を通り外側へ向かう液体の流れが確認され,また内圧負荷値が高いほど流速が大きいことが判明しました.
今後の抱負
この度は,このような賞をいただき大変光栄に思います.指導教員である杉田先生,中村先生,氏原先生の多大なサポートのおかげで満足いく研究,発表が行えました.また,研究室の先輩などからも様々な技術や知恵を伝授していただき,大変有意義な研究生活を送ることができました.心より御礼申し上げます.今後の展望といたしましても,生体工学の進化に貢献できるように努めていきます.