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電気・機械工学専攻の奥村守さんが2020年度無線通信システム研究会「初めての研究会」最優秀発表賞を受賞しました。

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2020年7月14日掲載


受賞者

電気・機械工学専攻 (岡本英二研究室)

奥村 守

受賞名

2020年度無線通信システム研究会「初めての研究会」最優秀発表賞

電子情報通信学会無線通信システム研究会

受賞の内容

『インターリーブ分割多元接続手法への電波暗号化の適用の検討』

 第5世代移動通信システム(5G)の主要シナリオの一つに多数のInternet of Things(IoT)端末などを収容するmassive Machine Type Communications(mMTC)があり、これを実現する手法の1つとしてインターリーブ分割多元接続(Interleave Division Multiple Access: IDMA)手法が注目されている。一方、サイバー攻撃による被害が年々増加しており、IoT端末が攻撃対象の大半を占めるという課題がある。そこで本発表では、IDMAに対してカオス信号を元にした電波暗号化手法を適用し、物理層秘匿性及び通信の高品質化を実現するIDMA手法を新たに提案し、計算機シミュレーションにより安全性と高品質伝送が実現できていることを示した。これが優れた発表と評価され、「初めての研究会」発表者23名の中から最優秀発表賞1件として選ばれた。

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今後の抱負

 

 この度は、このような賞をいただき大変光栄です。常日頃からご指導いただいた岡本先生、共同研究先の山本様、並びに研究室のメンバーのおかげです。心より感謝いたします。今後は、安全性の需要に適した柔軟な暗号化技術を組み込んだ通信方式の構築に取り組んで行きたいと考えています。

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