社会工学専攻の井上 裕太さん、中垣 琴葉さん、松本 英利さんが日本コンクリート工学会中部支部 令和2年度学生研究発表会で受賞しました。
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学生生活
2020年12月17日掲載
受賞者・受賞名
日本コンクリート工学会中部支部 令和2年度学生研究発表会
・優秀講演賞
社会工学専攻 井上 裕太
・優秀回答賞
社会工学専攻 中垣 琴葉
・優秀質問賞
社会工学専攻 松本 英利
受賞の内容
優秀講演賞
井上 裕太 『電気炉酸化スラグを骨材として用いたウェッジ型モルタルの高さと含水が電波吸収性能に及ぼす影響』
融雪用発熱モルタルブロックの問題点を解決するために、電気炉酸化スラグを用いたモルタルをくさび形状としたウェッジ型モルタルの研究を行いました。
ウェッジ型モルタルの高さや含水状態を変化させたときの電波吸収性能を測定することで、最適な高さ、含水状態を明らかにするとともに、ウェッジ型モルタルが従来の発熱モルタルブロックよりも優れていることを示しました。
優秀回答賞
中垣 琴葉 『帯電したモルタルの花粉吸着性能の研究』
社会問題の一つとなっている花粉症に対して建築材料に大気中の花粉を吸着する性能を付与することで、大気中の花粉の飛散量を減らす研究を行っています。本研究は建築の仕上げ材料として多用されるモルタルに電圧を印加し、静電気力による花粉吸着性能を付与することを試みました。
本研究の成果は花粉吸着性能を持つ建築材料開発のための基礎資料となります。
優秀質問賞
松本 英利
原子力発電所内の圧力容器を支える生体遮蔽壁に用いられるコンクリートについて、円柱供試体を模擬した円柱モデルとその円柱モデルから中心部をくりぬいた中空モデルの圧縮強度とヤング率を3次元剛体バネモデルを用いて比較検討するという研究内容に対して、中空にした場合の放射線の遮蔽性能がどのように変化するのかを質問いたしました。
*優秀質問賞とは、発表会の各セッションでなされた質問の中で、特に秀でた質問をした者に贈られる賞です。
今後の抱負
井上 裕太さん
このような賞を頂けて大変光栄です。今年はコロナ下で中止となる学会も多い中、オンラインながら発表の機会を頂けてうれしく思います。これを励みに今後の研究にも一層熱を入れて取り組んでいく所存です。
中垣 琴葉さん
優秀回答賞を受賞することができ、大変光栄に思います。このような賞を受賞できたのは、日頃から熱心にご指導してくださる先生方や研究室の仲間の協力があったお陰です。心から感謝を申し上げます。
今後も研究活動に邁進し、科学技術の発展に寄与していきたく思います。
松本 英利さん
今回このような賞をいただいて、嬉しく思います。先生と、又は学生同士で気軽に意見を交わし合う研究室の風土が受賞のきっかけになったと考えております。日々の生活の中で質問力・意見力を磨いてくれた皆様に心より謝意を示します。今後もより精進し、後輩たちがこの賞に続けるよう、まわりの人を巻き込んでさらに実りある議論を重ねたいと思います。
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