生命・応用化学専攻の前田 真衣さんが3rd G'L'owing Polymer Symposium in KANTO Best Presentation Awardを受賞しました。
2020年12月15日掲載
受賞者
生命・応用化学専攻 (猪股克弘研究室)
前田 真衣
受賞名
3rd G'L'owing Polymer Symposium in KANTO
Best Presentation Award
3rd G'L'owing Polymer Symposium in KANTO
受賞の内容
"Modulus enhancement and dynamics of rod-like low-mass molecule in polycarbonate"
本研究では、少量の棒状低分子の添加がポリカ―ボネートの剛性を向上させる機構を明らかにするため、電気双極子を有する二種類の低分子を用いることで、低分子の運動を追跡し、その回転運動の異方性とマトリックスであるポリカ―ボネートの運動性の関連について検討を行いました。その結果、棒状分子は温度によって運動の異方性が生じ、棒状分子の長軸の運動はマトリックスとの強い相関を示したことから、長軸の回転運動がポリカ―ボネートの剛性向上に寄与することが示唆されました。
Fig. 1 The anisotropic rotational dynamics of rod-like molecule in polycarbonate.
今後の抱負
この度の受賞は、指導教員である信川准教授、猪股教授をはじめとした研究室の皆様のご助力、また、日々の生活を支えてくださっている家族の存在なくしては得られないものであり、深く感謝申し上げます。今後も絶えず研究の研鑽を続け、自身の研究が他の研究を牽引し、新たな研究の種となるよう、より一層励んでいきたいと思います。