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工学専攻生命・応用化学系プログラムの不破 良明さんが日本ゴム協会2021年年次大会若手優秀発表賞を受賞しました。

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2021年6月16日掲載


受賞者

工学専攻生命・応用化学系プログラム 山本 勝宏研究室

不破 良明

受賞名

日本ゴム協会2021年年次大会若手優秀発表賞

一般社団法人日本ゴム協会

受賞の内容

「異常小角X線散乱法を利用したA鎖-ランダムBC鎖からなるブロック共重合体ミクロドメイン中のBセグメント分布解析」

材料の高機能化に伴い第2、第3成分を加えた高分子が幅広く合成されており、実材料においても多く使われている。しかし多成分系材料の構造は複雑であり、解析が容易ではない。元素のX線吸収端近傍のエネルギーを利用する異常小角X線散乱法によって高分子フィルム中の測定元素(臭素化合物)の空間分布(ナノ構造)を明らかにした。さらに中性子反射率測定からもX線散乱測定で得られた結果を示唆する実験の結果が得られた。臭素の空間分布が、高分子を合成するときのモノマー反応性に起因することを明らかにした。

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今後の抱負

この度はこのような賞を受賞することができ、大変光栄に思います。受賞にあたり常日頃からご指導いただいた山本勝宏准教授をはじめ、研究室のメンバー、関係者の皆様に深く感謝いたします。今後も研究分野のさらなる発展に貢献できるよう、より一層精進していきたいと思います。

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