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工学専攻電気・機械工学系プログラムの貝田 拡臣さん、工学専攻創造工学プログラムの伊藤 愛さんがThe 11th Asian-Pacific Conference on Biomechanics Outstanding Abstract Awardを受賞しました。

2022年01月20日掲載


受賞者 

工学専攻電気・機械工学系プログラム

 貝田 拡臣

工学専攻創造工学プログラム

 伊藤 愛

 (医用生体工学研究室(中村・杉田・氏原研究室)

受賞名

The 11th Asian-Pacific Conference on Biomechanics Outstanding Abstract Award

The 11th Asian-Pacific Conference on Biomechanics

受賞の内容

貝田 拡臣「Faster interstitial flow in the aorta of a mouse model of angiotensin II-infused aortic dissection」

血管の疾患である大動脈解離の発症と、血管壁内の流れである間質流に関係があるのかを明らかにするために、大動脈解離モデルマウスを用いて、解離の発症する直前の血管部位と正常な血管部位で間質流速を比較した。その結果、解離が発症する直前の血管部位の方が、間質流速が高値であった。このことから、大動脈解離の発症と間質流には相関関係があることが示唆された。

fig.jpg 

伊藤 愛「Ventricle of terrestrial Anura has higher resistance to internal pressure than that of aquatic and semiaquatic Anura」

両生類は初めて上陸した脊椎動物であり、陸生に移行した初期の脊椎動物の姿を保存していると考えられます。脊椎動物の上陸が心臓進化に及ぼす影響を明らかにするため、生息環境の異なるカエル心室を比較したところ、陸生のカエル心室はコラーゲンが多く耐圧性が高いことが分かりました。脊椎動物は、重力負荷の増大する陸上生活に適応する過程で、血液拍出量の増大や血圧上昇に対応するために、心室のコラーゲンを増やし、耐圧性の高い心室へ進化させたのかもしれません。

fig-ito.jpg

今後の抱負

貝田 拡臣さん

この度は、このような賞をいただき大変光栄に思います。今回の受賞は、これまで丁寧にご指導してくださった中村教授、杉田准教授、氏原准教授、親身に研究の相談にのってくださった研究室の先輩方など、多くの方々のお陰です。この場をお借りして心より御礼申し上げます。今回の受賞を励みに一層努力を重ね、研究に取り組んで参りたいと思います。

 

伊藤 愛さん

国際学会においてこのような賞をいただき大変光栄に思います。今回の受賞は、いつも熱心にご指導してくださる中村教授、杉田准教授、氏原准教授をはじめとする研究室の皆様や多くの方々のサポートによるものです。この場をお借りして心より御礼申し上げます。今回の受賞を励みに一層努力を重ね、バイオメカニクス分野の発展に貢献できるよう、研究に取り組んで参りたいと思っております。

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