Close

工学専攻電気・機械工学系プログラムの浅野 敬祐さんが2021年度無線通信システム研究会 初年度発表者コンペティション最優秀発表賞を受賞しました。

Campus life

学生生活

2022年2月 2日掲載


受賞者

工学専攻電気・機械工学系プログラム 岡本 英二研究室

浅野 敬祐

受賞名

2021年度無線通信システム研究会 初年度発表者コンペティション 最優秀発表賞

2021年度無線通信システム研究会 初年度発表者コンペティション

受賞の内容

「凍結ビット多用途化によるpolar符号連接カオス変調の特性改善と復号演算量の削減」

近年、安全性の高い通信の需要が高まっており、我々は共通鍵方式による高い安全性と高品質伝送を実現する電波暗号化変調を提案している。しかし、この技術は受信者において必要な演算量が多いという問題があった。そこで、polar符号という誤り訂正技術を利用して、送る情報の一部を鍵に載せることで、受信者と情報の一部を共有するという手法を提案した。これにより、鍵を持った正規受信者のみが演算量の削減を可能とし、安全性を劣化させずに演算量を1/4に削減できることを示した。これが優れた発表と評価され、「初めての研究会」発表者17名の中から最優秀発表賞1件として選ばれた。

fig.jpg

今後の抱負

この度は、このような賞をいただき大変光栄です。常日頃からご指導いただいた岡本先生、共同研究先の皆様、並びに研究室のメンバーのおかげです。心より感謝いたします。今後は、上記の暗号化技術の実用化に向けて技術課題の解決に精進していきたいと考えております。

asano1.jpg