工学専攻生命・応用化学系プログラムの飯塚 夕夏さんが第11回 JACI/GCS シンポジウム GSCポスター賞を受賞しました。
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2022年7月15日掲載
受賞者
工学専攻生命・応用化学系プログラム (中村 修一研究室)
飯塚 夕夏
受賞名
第11回 JACI/GCS シンポジウム GSCポスター賞
受賞の内容
「ビスイミダゾリン-リン酸触媒による光学活性チアゾリジンの合成」
当研究室で独自開発した光学活性ビスイミダゾリン-リン酸触媒を用いて、直截的にキラルチアゾリジン化合物を合成する反応開発に取り組みました(Scheme 1)。四置換不斉炭素を有するチアゾリジン化合物は、非常に多くの医薬品・生物活性物質に偏在しており、有用であるにも関わらず、その立体選択的合成例がほとんど報告されていませんでした。また、報告されている従来の合成法では多段階での合成反応を必要とする点や反応基質の適用範囲に制限が見られ、改善の余地がありました。そこで、ビスイミダゾリン-リン酸触媒を利用し、鎖状ケトンを反応基質として用いるキラルチアゾリジン合成を検討したところ、生成物を高収率・高エナンチオ選択的に得ることに成功しました。
今後の抱負
今回、このような賞を頂けて本当に嬉しく思います。この受賞は中村先生、研究室の先輩方のご指導あってのものであり、心から感謝申し上げます。私は博士後期課程への進学を決めているため、この嬉しさを糧に今後も楽しく研究活動に取り組んで、面白い発見ができるよう精一杯努力していきます。
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