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電気・機械工学専攻の戸嶋 和也さん、情報工学専攻の増尾 明さんが第61回日本生体医工学会大会2022で受賞しました。

2022年07月26日掲載


受賞者・受賞名 

第61回日本生体医工学会大会2022

Young Investigator's Award 最優秀賞

 電気・機械工学専攻 戸嶋 和也

Young Investigator's Award 優秀賞

 情報工学専攻 増尾 明

森田 良文研究室)(加藤 昇平研究室

第61回日本生体医工学会大会 Young Investigator's Award

受賞の内容

戸嶋 和也「運動系列学習記憶の定量化による認知機能低下の判別」

若手研究者による独創的・萌芽的な研究の奨励ならびに、医学系・工学系の分野を超えた若手研究者間の活発な交流を目的として作られた賞となります。
私は、「運動系列学習記憶の定量化による認知機能低下の判別」のタイトルで最優秀賞を頂きました。この研究は、認知機能低下を早期に判別する機器及びアルゴリズムの開発です。研究成果は、認知症への移行を予防する観点で重要であり、工学技術が医療分野に貢献できる可能性が評価された結果、頂けた賞だと思っております。

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増尾 明「脳賦活反応分類のための機能的近赤外分光法に基づく生体信号を用いた複数認知課題の評価」

神経難病リハビリテーションにおいて意思伝達手段の確保は極めて重要な課題です。本研究は、脳機能でコンピュータ操作を可能とするブレイン・コンピュータ・インタフェースの脳機能計測に適した認知課題について、機械学習による判別性能と主観的負担感の側面から調査しました。結果、心的書字課題と図形回転想起課題の組み合わせが有用である可能性が示唆されました。

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今後の抱負

戸嶋 和也さん 
 
研究は継続中です。現在、判別精度を高めるとともに、短時間で判別が可能となるアルゴリズムの開発に努めています。この技術により家庭や、各施設で気軽に自身の認知機能を知るきっかけを提供できるようになります。これにより、認知症を予防するための意識づけに繋がると考えます。
 

増尾 明さん

このような名誉ある賞を受賞することができ、身に余る光栄です。日々ご指導くださっている加藤昇平先生をはじめとする研究室の皆様に深く御礼申し上げます。今後は神経難病の患者様を対象とした臨床研究へ発展させ、医療福祉分野への貢献を目指します。

 

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