工学専攻創造工学プログラムの山浦 健介さんが電子情報通信学会東海支部 令和3年度卒業研究発表会 優秀卒業研究発表賞を受賞しました。
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2022年7月29日掲載
受賞者
工学専攻創造工学プログラム (岡本 英二研究室)
山浦 健介
受賞名
令和三年度電子情報通信学会東海支部 卒業研究発表会 優秀卒業研究発表賞
(電子情報通信学会東海支部 令和3(2021)年度卒業研究発表会)
受賞の内容
「連続量方式量子鍵配送における鍵蒸留高効率化の検討」
近年、安全に暗号通信の鍵を共有する技術の需要が高まっており、そこで注目されているのが光子を用いて鍵情報を送信し送受信間で共有する「量子鍵配送」です。この技術では鍵を作り出す操作として「鍵蒸留」が行われるのですが、その中の鍵の誤りを取り除く「情報整合」における効率の悪さが大きな課題でした。そこで、polar符号という誤り訂正技術とpost selectionという誤っている可能性の高いビットの範囲を消去する技術を組み合わせることで鍵蒸留の高効率化が図れることを示しました。この手法の有効性が評価され、優秀発表賞を受賞することができました。
今後の抱負
この度は、このような賞をいただき大変光栄です。常日頃からご指導いただいた岡本先生、共同研究先の皆様、並びに研究室のメンバーのおかげです。心より感謝いたします。今後も、さらなる性能向上や成果の論文化に向けて精進していきたいと考えております。
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