工学専攻生命・応用化学系プログラムの犬飼 紫乃さんが第22回日本光生物学協会 ポスター賞を受賞しました。
Campus life
学生生活
2022年8月31日掲載
受賞者
工学専攻生命・応用化学系プログラム (神取 秀樹研究室)
犬飼 紫乃
受賞名
第22回日本光生物学協会 ポスター賞
(日本光生物学協会)
受賞の内容
「Gsタンパク質を活性化させるクラゲオプシンの光吸収・活性化機構解析」
クラゲオプシンは、ハコクラゲの目で働く光受容膜タンパク質 (ロドプシン) の一種であり、独自の進化を遂げた結果として、既知のロドプシンとは異なるユニークな構造 (カウンターイオン) や機能 (Gsタンパク質共役型) をもっています。本研究では、赤外分光法を駆使することで、クラゲオプシンの光反応および光活性化メカニズムを初めて分子レベルで捉えることに成功しました。本受賞内容は、クラゲオプシンが獲得したユニークな構造と機能に新たな相関性を見出すとともに、多様化するロドプシンの発展に貢献し、動物の光受容への理解を深めるものです。
今後の抱負
この度はこのような素晴らしい賞を頂き、大変嬉しく思います。日頃から熱心にご指導してくださる神取先生や片山先生、そして、日々の議論を通して新たな知見を与えてくれる研究室のメンバーの協力があってこそ、このような賞を頂くことができたのだと思います。本発表においては、多くの有識者と活発な議論を交わすことができ、研究活動に対するご助言を頂くこともできました。すべての関係者の方々に、心から感謝申し上げます。今後も、クラゲオプシンを含む様々な「多様化するロドプシン」のメカニズム解明を目指し、研究活動により一層邁進いたします。
竹下 隆晴 教授が、電気学会産業応用特別賞 学術賞を受賞しました。 工学専攻生命・応用化学系プログラムの安藤 千尋さんがプラスチック成形加工学会 第33回年次大会 優秀学生ポスター賞を受賞しました。