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柴田研究室の研究論文が,iScience誌2020年7月号の表紙を飾りました。

2020年07月29日掲載


 柴田研究室からiScience誌の2020年4月号に発表した研究論文「Two catalytic annulation modes via Cu-allenylidenes with sulfur ylides that are dominated by the presence or absence of trifluoromethyl substituents」(名工大研究活動ニュース, 2020年04月07日掲載)が,発表後にさらに注目を集め,iScience誌7月号の表紙になって再び紹介されました(図1)。
 iScience誌は,生命,物理,地球科学の基礎と応用研究に関する学術的なオープンアクセス誌で,マサチューセッツ州ケンブリッジにある出版社Cell Pressが発行しています。出版社Cell Pressは主に生物学や医学関連の出版を扱い,Cell, Cell Reports, Neuron, Chem誌等の重要な論文を刊行しています。
 本論文の研究内容詳細は,既に「名工大研究活動ニュース, 2020年04月07日掲載」で紹介しており,遷移金属触媒を用いる複素環製造に関するものです。原料物質中のフッ素原子の有無により,構造の異なる2つの複素環を作り分けることが出来る手法の開発に関する研究です。得られた2つの異なる複素環は,いずれも生理活性発現に関わる重要構造であり,医農薬開発への利用が期待されます。今回の表紙は,その様子をポップアートとして表現したものです。研究内容が,飛行機から2種類の花が今まさに開花しようとする様子として描かれており,芸術的にも高い作品に仕上がっています(図2)。

柴田研究室

<掲載論文> iScience, VOLUME 23, ISSUE 4, 100994, APRIL 24, 2020

<掲載内容>  iScience誌2020年7月号Front Cover

<名工大研究活動ニュースでの紹介>  柴田研究室の研究成果がiScience 誌に掲載されました。

  

         (図1)

図1.jpg     

 

         (図2)

図2.tif.jpg

                                      


この情報は研究支援課が提供しています。

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