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柴田研究室のフロンを用いた研究成果が,アメリカ化学会誌 The Journal of Organic Chemistry (JOC) 誌で高い評価を受け,Cover Pictureとして掲載されました。

Research

研究・産学官連携

2021年10月20日掲載


 論文「Pentafluoroethylation of Carbonyl Compounds Using HFC-125 in a Flow Microreactor System」が高く評価され、アメリカ化学会誌 The Journal of Organic Chemistry (JOC) 誌で2021年10月15日にCover Pictureとして公開されました。

 フロンガスは,エアコンの冷媒や工業用洗浄剤,発泡剤,OA機器に用いるエアダスターなどとして広く使用されていますが,地球温暖化の問題から,ノンフロン化が推進されるように時代は変わりつつあります。そのため現在備蓄しているフロン類の分解や再利用方法の開発が必要になってきました。

 今回柴田研究室はフロンガスの一種であるHFC-125を医薬品の合成に再利用する手法を開発しました。この手法は,フロー合成という技術で行うため,大量のHFC-125を瞬時に分子変換することが出来ます。今後,本手法の医農薬品開発への応用が期待されます。

  柴田研究室

  <掲 載 誌> The Journal of Organic Chemistry

  <論文情報> Pentafluoroethylation of Carbonyl Compounds Using HFC-125 in a Flow Microreactor System        

       著者:Makoto Ono, Yuji Sumii, Yamato Fujihira, Takumi Kagawa,
          Hideyuki Mimura, and Norio Shibata 

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この情報は研究支援課が提供しています。