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大原繁男教授が広島大学等との共同研究により第30回(2025年)日本物理学会論文賞を受賞しました

Research

研究・産学官連携

2025年4月 7日掲載


第30回(2025年)日本物理学会論文賞

受賞者
Takeshi Matsumura(広島大学)、Yosuke Kita(広島大学)、Koya Kubo(広島大学)、Yugo Yoshikawa(広島大学)、Shinji Michimura(埼玉大学)、Toshiya Inami(量子科学技術研究開発機構、関西光量子科学研究所 放射光科学研究センター)、 Yusuke Kousaka(広島大学)、Katsuya Inoue(広島大学)、Shigeo Ohara(名古屋工業大学)
受賞の対象
Chiral Soliton Lattice Formation in Monoaxial Helimagnet Yb(Ni1xCux)3Al9
受賞者の関連サイト
大原 繁男 (Shigeo Ohara)-researchmap
関連するウェブサイト
第30回(2025年)論文賞-一般財団法人日本物理学会

日本物理学会論文賞は、独創的な論文により物理学に重要な貢献をした功績を称えるために日本物理学会が会員等に対して贈るものです。
本研究は希土類金属間化合物においてカイラル螺旋磁性が実現していることを世界で初めて立証しました。本学の大原繁男教授が発見した無機カイラル物質Yb(Ni1xCux)3Al9について、広島大学の松村武教授のグループにより共鳴X線散乱実験が行われ、結晶と螺旋磁気構造の左右性が一対一の関係にあること、磁場中でカイラルソリトン格子と呼ばれる特異な磁気構造で発現していることが明らかとなりました。
これらの研究成果は結晶の左右性が生み出すカイラル磁気構造の系統的研究の端緒となる重要な研究であるという評価により、日本物理学会賞を受賞しました。詳細は日本物理学会のHPをご覧ください。


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この情報は研究支援課が提供しています。