神取研究室・北川研究室の共同研究論文が、JACS誌に掲載されました。
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2018年9月 7日掲載
名古屋工業大学 生命・応用化学科の神取秀樹研究室、北川慎也研究室の研究グループは、東邦大学、佐賀大学、光産業創成大学院大学と共同で、光応答性タンパク質AppA BLUFのメカニズムを明らかにしました。本研究は、化学雑誌のトップである「Journal of the American Chemical Society」に掲載されました(オンライン速報版2018年8月31日)。
神取教授のコメント
『本論文は、神取研の助教であった岩田達也博士(現東邦大学薬学部准教授)と大学院生の永井貴士君が行った実験結果をまとめたものです。光応答性タンパク質AppAのBLUFドメインは、フラビンの光吸収を利用して活性化し、光を情報へと変換します。ところが光吸収の前後でフラビンの化学構造は変化せず、活性化メカニズムは未解明でした。岩田博士と永井君は、神取研の伊藤奨太研究員(現日本学術振興会)とともにBLUFドメインの赤外分光解析を、北川慎也准教授とともに質量分析実験を行いました。得られた実験結果を佐賀大学・海野雅司教授の理論計算と組合せることで、活性化メカニズムを解明することに成功しました。論文は東邦大学に移った岩田博士が執筆し、筆頭著者および責任著者として発表しています。私はこれまでに多数の論文発表を本学HPで紹介していますが、学内の共同研究は初めてです。北川先生との学内共同研究として化学の最高峰であるJACS誌に論文発表できたことをとても嬉しく思っております。』
<掲載論文> JACS誌
この情報は研究支援課が提供しています。
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