国立大学法人名古屋工業大学

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学長ごあいさつ

名古屋工業大学長 鵜飼 裕之

名古屋工業大学長
鵜飼 裕之

令和元年、時代の節目となる新年度を迎え、ご挨拶申し上げます。

名古屋工業大学は、1905年名古屋高等工業学校として創立以来、明治・大正・昭和・平成の激動の時代のなかにあって、科学技術のめざましい発展とともに歩み、中京地域産業界の躍進と拡大に支えられ、工学系高等教育機関としての揺るぎない地位を築いてまいりました。そして、今日、グローバル化、デジタル化、ソーシャル化など未来社会に向けて大きく転換する時代を迎えるなかで、より一層工学系大学としてのポテンシャルを高め、本学が掲げる将来ビジョンに向かって邁進してまいりたいと思います。

めざす教育 ~工学教育のフロントランナー~

少子高齢化、地球規模ですすむ環境問題、グローバル化による政治・経済・社会の流動化、AI、ICT などの急激な進展や新興国の台頭に伴う産業構造の変化など、今日、世界は大きな転換点を迎えています。その中にあって、未来の科学技術を支える工学人材の育成に対して、益々大きな期待が寄せられています。本学が教育改革の一環として2016年度から導入した複線的な教育システムである高度工学教育課程と学部・大学院6年一貫の創造工学教育課程は、社会や産業界からの人材像への要望にいち早く的確に応え、将来の工学エリートを育成する仕組みです。そのなかで、学生は各々自分に合ったカリキュラムを選びながら、「学び」の意欲をもち、自立して勉学に取り組んでいます。さらに、大学院博士前期課程においては、2020年度から専攻の枠を超えた柔軟な教育体系によってイノベーション創出人材の育成を行うため,現在の5専攻から全工学領域をカバーする1専攻への改組を計画しております。知識基盤社会をリードするドクター人材の育成強化、社会人の要望に応えるリカレント教育などとともに、社会の変化に柔軟に対応した工学教育を実践、リードしていくことがフロントランナーの役割と考えます。

めざす研究 ~工学のイノベーションハブ~

国内外の大学・研究機関、産業界、行政、金融界とのネットワークを介して「人」、「知」、「技術」をつなぎ、学術・技術で新しい技術の価値を創造し、世界に発信する拠点を形成する。本学がめざすのは、このような「工学のイノベーションハブ」です。それを駆動する両輪が、国際的共同研究の展開による研究力の強化と産学官連携による共同研究の一層の充実です。

次代を担う若手研究者を主体とした研究特区である材料科学・情報科学フロンティア研究院では、研究ユニット毎に海外の著名大学・研究機関から外国人教員を招へいするなど、国際的な共同研究教育ネットワークを築いています。昨年、ウーロンゴン大学(オーストラリア)と共同で設置した国際連携情報学専攻(博士後期課程)に続き、今年度はFAU(ドイツ、エアランゲン)との間でエネルギー変換システムに関する日独共同大学院プログラムを開始する予定です。また、昨年、NITech AI研究センター、先進生産技術研究センターを設置したのに続き、今年度は、新たに、先端医用物理・情報工学研究センターを開設いたしました。医療、公衆衛生、製品設計が抱える諸問題を解決し、国際標準化から、中京地域における産業振興まで縦断的な貢献を目標としています。

先端的な研究センターと産学官金連携機構を全学体制で結び、工学の総合大学としてのメリットを最大限に活かし、わが国がめざす未来社会Society5.0の実現に向けた「エネルギー」、「ライフ」、「知能技術」などにおけるイノベーションの創出とグローバルリーダーの育成をめざします。

めざすキャンパス ~ダイバーシティ・インクルージョン~

海外の大学・研究機関との組織的な連携、海外事務所、留学生同窓会などを活用しながら、優秀な留学生の獲得や日本人学生の海外派遣拠点を開拓しています。また、男女共同参画推進に関してはさらに拍車をかけて、女性研究者支援体制の充実、女子学生比率の拡大などに取り組み、女性の力を存分に活かして本学の活力をパワーアップさせていきます。さらに、インターンシッププログラム、学生との共学型社会人教育プログラムを充実させ、企業人材との交流の活性化を推進してまいります。学生の活力を最大限に引き出すため、勉学のみならず、課外活動、就職活動、生活相談などの学生生活支援も積極的に行いながら、多様な人材との交流を通じて自ら育つダイバーシティキャンパスを築いていきます。

めざす大学経営 ~工学系大学としての強み~

めざす教育・研究・キャンパスを達成するため、中規模、工学系の国立大学としての強みである、迅速な意思決定、外部資金獲得力における power-weight-ratio の高さ、産学連携ネットワークの層の厚さ、学生の質の高さ、ブランド力などを最大限に活かし、スピード感をもって改革を実行してまいります。さらに、ものづくり産業の集積拠点に立地する「地の利」を活かし、「人の和」を強固なものにすることにより、名工大は工学系大学として独自の進化をめざしてまいります。

教職員、学生、同窓生、産業界、行政、地域社会などすべてのステークホルダーとともに歩む社会に開かれた大学をめざし、不断に、そして果敢に大学改革に臨んでまいります。

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