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神取研究室が創成した「キメラロドプシン」の遺伝子治療による視覚再生の早期実用化を目指すグローバル開発が進められています。

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カテゴリ:ニュース|2023年12月20日掲載


名古屋工業大学大学院工学研究科工学専攻(生命・応用化学領域)の神取研究室では、分光学的手法を用いてロドプシンのメカニズムを研究する一方、様々な新機能の発見や創成も実現してきました。2011年、2014年には微生物ロドプシンを鋳型として動物ロドプシンの一部を導入すると、動物ロドプシンのようにGタンパク質を活性化できることを京都大学大学院理学研究科との共同研究として明らかにしました。

この微生物ロドプシンと動物ロドプシンのキメラタンパク質(キメラロドプシン)に慶應義塾大学医学部が興味を持ち、光遺伝学技術の臨床応用による失明患者の視覚再生を目指して201611月に設立されたベンチャー企業が株式会社レストアビジョン(本社:東京都港区、代表取締役:堅田侑作)です。遺伝性網膜疾患の多くは未だに予防法・治療法ともに確立されておらず、たとえば網膜色素変性症は、我が国の失明原因第2位を占める指定難病であり、グローバルでは数百万人規模の方が苦しんでいます。レストアビジョンはキメラロドプシンをツールとした臨床試験を早期に実施することで、世界初となる視覚再生遺伝子治療の実現を目指しています。

レストアビジョンは、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社(OUVC)、京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都iCAP)、科学技術振興機構・出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)などから総額18.7億円でシリーズAラウンドの資金調達を完了したことを発表し、グローバルな開発を加速させています。

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レストアビジョン、総額18.7億円でシリーズAラウンドの資金調達を完了
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京都大学イノベーションキャピタル株式会社:株式会社レストアビジョンへの新規投資について
科学技術振興機構:出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)における株式会社レストアビジョンへの出資決定について


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