名大教授が発明し、名工大で開発、中央製作所で製品化した「ベルトーロ整流器」が、社会に貢献した電気技術を称える顕彰「でんきの礎」を受賞
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カテゴリ:プレスリリース|2023年3月 1日掲載
株式会社中央製作所
名古屋大学
名古屋工業大学
1918年(大正7年)に、椎尾詷(しいお ひとし)氏が発明した「ベルトーロ整流器」が、電気学術・技術の発展史において重要な成果を挙げ、社会の発展に貢献した発明を称える、一般社団法人電気学会の第16回電気技術顕彰「でんきの礎」を受賞しました。
※「でんきの礎」については、電気学会HPをご参照ください。
https://www.iee.jp/foundation/
https://www.iee.jp/file/foundation/data07/press/press16-all.pdf
ベルトーロ整流器は、国産初機械式整流器であり、第八高等学校(現 名古屋大学)教授の椎尾氏が、名古屋高等工業学校(現 名古屋工業大学)の協力の基、実証研究・実験を重ね、初号機を完成させました。その後、産学ベンチャー企業である株式会社中央製作所によって製品化されたものです。金属表面処理用電源(めっき、アルマイト用)を始め映画館の映写用やバッテリー充電用等幅広く利用されました。海外特許も取得することで、日本独自技術としての地位を確立し、戦後日本の産業発展に多大な貢献をしました。
ベルトーロ整流器
椎尾 詷氏 特許出願書類
お問い合わせ先
株式会社中央製作所 経営企画室 音羽
TEL:052-821-6112
E-mail:otowa-nob[at]chuo-seisakusho.co.jp
名古屋工業大学 企画広報課
TEL:052-735-5647
Email:pr[at]adm.nitech.ac.jp
*[at]を@に置換してください。
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