Close

生命・応用化学科

Departments

学部・大学院・センター

生命・応用化学科は、地球を豊かにする化学のスペシャリストを育成します

生命現象に関連した応用化学を基軸として、環境問題やエネルギー問題を解決するための「化学」を研究・開拓するための基礎知識と技術を、原子レベルのミクロな視点と日常サイズのマクロな視点の両面から学び、循環型社会の実現に貢献する工学的視野の広い技術者及び研究者の人材を育成します。

1)生命・物質化学分野

分子論的立場から優れた機能を有する物質をデザイン・合成し、その機能を解析・評価する基礎的知識・技術を習得します。

2)ソフトマテリアル分野

人々の暮らしや生命科学・支援に関わる材料創製に資する人材を育成するため、ソフトマテリアル(有機・高分子材料)に関し、基礎的知識・技術を学びます。

3)環境セラミックス分野

情報通信、エネルギー、医療等の多くの産業を支えるセラミックス材料の開発に必要な材料の構造や機能、材料設計・開発のため、基礎的知識・技術を学びます。

生命・応用化学科の研究紹介

神取 秀樹 教授
神取 秀樹 教授や研究室の様子の写真
私たちは、生物が光をどのように捉え、情報やエネルギーへと変換しているのか、化学の言葉で明らかにすべく研究を行っています。例えば、実験手法を開発することにより、我々の色識別を解明するための世界で唯一の測定が実現しました。このような基礎研究を足掛かりとして、視力を失った方の視覚を再生する応用研究が実現しようとしています。

教員からのメッセージ

中山 将伸 教授
中山 将伸 教授の写真化学、材料を基盤とする生命・応用化学科には、3つの分野(生命・物質化学分野、ソフトマテリアル分野、環境セラミックス分野)に関する、幅広い知識と技術を身につけた人材の育成を目指した教育を行っています。3年生までの専門講義と学生実験により基礎的知識と実験技術を身につけ、4年生からは研究室で最先端の研究に取り組みます。

学生からのメッセージ

岡島 さゆり さん(生命・応用化学科 3年)
岡島 さゆり さん(生命・応用化学科 3年)の写真
化学には7つの分野があり、生命・物質化学分野では3年生までにその全てについて学びます。そして4年生からはその内の1つに絞って研究をします。このように幅広く勉強できるため、研究室に入る前に自分が本当にやりたい化学分野は何かをじっくり考えることができます。また高校時代とは違った化学のおもしろさに気づくこともできます。
早川 歩花 さん(工学専攻 生命・応用化学系プログラム博士前期課程 2年)
早川 歩花 さん(工学専攻 生命・応用化学系プログラム博士前期課程 2年)の写真
私が所属するソフトマテリアル分野では主に高分子について学習します。私は4年生から高分子材料の物性向上や機能発現に関する研究を行う研究室に所属しており、炭素繊維とエラストマーという異なる2つの材料を組み合わせた新規材料開発に取り組んでいます。現在は2つの材料の接着性に着目して材料作りや測定を行い、材料の力学強度向上を目指しています。

未来イメージ

医薬品、医療材料を設計する

セラミックスに接着・増殖する骨形成細胞

工業材料や石油化学品を作る

高靭性を付加した機能性ガラス樹脂

衣・食・住に関わる物を作る

シースルー型太陽電池

自動車に関わる物を作る

自動車用排ガス浄化触媒と触媒成分のナノ構造写真

化学装置を設計する

効率的な攪拌装置

主な就職先

最近の学部の就職先(代表的な10社)

  • イビデン㈱
  • 日本特殊陶業㈱
  • 林テレンプ㈱
  • ㈱イノアックコーポレーション
  • トヨタ自動車㈱
  • トヨタ車体㈱
  • トヨタ紡織㈱
  • 住友理工㈱
  • リンナイ㈱
  • 朝日インテック㈱

最近の大学院の就職先(代表的な20社)

  • トヨタ自動車㈱
  • トヨタ紡織㈱
  • 日本ガイシ㈱
  • ㈱ノリタケカンパニーリミテド
  • 京セラ㈱
  • 中部電力パワーグリッド㈱
  • 東亞合成㈱
  • 東邦ガス㈱
  • 日本特殊陶業㈱
  • ㈱デンソー
  • 豊田合成㈱
  • 日本電気硝子㈱
  • パナソニックエナジー㈱
  • ブラザー工業㈱
  • シャープ㈱
  • ㈱豊田自動織機
  • 日東電工㈱
  • 三菱重工業㈱
  • ㈱メニコン
  • リンナイ㈱
大学院進学率は8割越え!2023年度の学部卒業者201人のうち、学部卒業時の進学者数166人 82.6%、就職者数32人 15.9%、その他3人 1.5%

OB・OGからのメッセージ

鈴木 崇大 さん
鈴木 崇大 さんの写真
2011年卒業 環境材料工学科・セラミックス系プログラム
㈱豊田自動織機 ワーキングリーダー

生産技術者として生産ライン立上げ業務に携わっています。 大学で学んだ材料特性を元に新規材料設計をする考え方は、今のライン設計に活きていると感じています。自分の思いを乗せたラインが形になって想定どおりに製品ができる事にやりがいを感じています。