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取組紹介 - 【社会工学科】講義でトヨタ自動車の新規事業開発からサービスマネジメントを学ぶ

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カテゴリ:ニュース|2025年2月 5日掲載


社会工学類の川村大伸准教授、横山淳一教授が担当する、主に社会工学科(経営システム分野)の3年生をターゲットにした「サービスマネジメント」では、サービス分野の主要トピックについて実践事例や研究事例を交えながら講義を行っています。取り上げるサービスの事例は身近なものが多いことから、毎年経営システム分野以外の分野の学生も積極的に受講しており、講義室はほぼ満席になっています。

多くの学生は将来エンジニアになる可能性が高いことと、工業大学ならではの特色のある講義にするため、川村准教授の担当回ではサービス学のホットトピックの中でも「製造業のサービス化」に力を入れています。エンジニアであっても製品を製造するだけでなく、広くサービスとして捉え、新しい価値を生み出すことが求められています。

2024年度の講義では、9つの班に学生を分け、トヨタ自動車株式会社の新規事業全般を対象として、各班が興味のある事業を1つ選び、講義内で学んだ「製造業のサービス化」という観点から調べた結果を発表し、議論を行いました。2025121日(火)には、トヨタ自動車にて新規事業開発に携わっている上條祐輔氏をお招きし、新規事業開発という側面から「製造業のサービス化」をテーマにした講演を実施しました。講演では、事前に送付した質問に対する各事業の担当者からの回答についても紹介いただきました。

自動車のイメージが強いトヨタ自動車の、自動車以外の事業に主な焦点を当てたため、会社のイメージが変わったという学生もいました。また、上條氏の講演は、新規事業として様々な事業を手掛けてきた経験を踏まえて、顧客の声、社員の声を紹介しながら、部長という職位だからこそできる事業領域を横断した内容で、就職活動中の3年生にとって将来を考える上でも大変有益な内容でした。

【受講学生のコメント】
トヨタ自動車の新規事業をいろいろと調べて発表する中で抱いた新規事業に対する疑問や提案について、実際に携わっている方から直接ご回答を頂くことができた非常に貴重な講義だった。特に、私たちの班が調べた新規事業は公表されている情報が少なかったため、関連特許を調べてそれに基づいた質問と提案を行ったが、特許技術や今後の展望など、ここでしか得られない貴重な情報を伺うことができた。また、トヨタ自動車が自動車にとどまらず、介護や農業などの様々な新規事業に取り組む背景や、新規事業開発の実情なども教えていただき、大変有意義な経験となった。

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関連リンク

社会工学科 経営システム分野

川村大伸研究室

横山淳一研究室


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