視力を失った方に対する革新的な遺伝子治療薬の実用化を目指すオープンイノベーション研究を開始します
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カテゴリ:プレスリリース|2020年4月13日掲載
名古屋工業大学大学院工学研究科生命・応用化学専攻の神取秀樹教授(オプトバイオテクノロジー研究センター長)と角田聡特任准教授は、第一三共株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社とともに視覚再生のための遺伝子治療薬に関するオープンイノベーション研究を、新会社OiDE OptoEye(オイデ オプトアイ)株式会社において開始しました。
これは神取研究室において見出された高活性の新規チャネルロドプシン *を用いて、視力を失った方に対する革新的な遺伝子治療薬の実用化を目指すものです。OiDE OptoEye(オイデ オプトアイ)株式会社は、名古屋工業大学が「名工大発ベンチャー」の称号を授与した新たなベンチャー会社です。
詳細は下記をご覧ください。
プレスリリース 資料(和文).pdf 資料(英文).pdf
*チャネルロドプシン(GtCCR4) とは
クリプト藻と呼ばれる藻類がもつたんぱく質の一つです。GtCCR4はロドプシンと呼ばれるタンパク質のグループ(タンパク質ファミリー)に属しており、細胞において光を受けるとそのシグナルを伝達するイオンの流出入を行う特殊な通路(イオンチャンネル)として機能しています。イオンチャネル機能を持つタンパク質は、視神経細胞や中枢神経における情報伝達、筋収縮などに重要な役割を果たします。
問い合わせ先
国立大学法人名古屋工業大学 産学官金連携機構
TEL:052-735-5627 E-mail:c-socc[at]adm.nitech.ac.jp
【研究内容に関すること】
【報道に関すること】
E-mail: pr[at]adm.nitech.ac.jp
*それぞれ[at]を@に置換してください。
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