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名古屋工業大学と日本ガイシが革新的環境イノベーション研究所を設立

カテゴリ:プレスリリース|2021年06月02日掲載


国立大学法人名古屋工業大学
日本ガイシ株式会社

 国立大学法人名古屋工業大学(学長:木下隆利)と日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)は、名古屋工業大学内に「日本ガイシ 革新的環境イノベーション研究所」を設立しました。産学連携により、次世代パワー半導体材料や高性能蓄電池材料など、温室効果ガスの削減に寄与する革新的な次世代製品の創出に取り組みます。

概要

 日本ガイシ 革新的環境イノベーション研究所では、名古屋工業大学の早川知克教授が研究所長、森秀樹プロジェクト教授と日本ガイシの川崎真司理事が副所長を務め、名古屋工業大学の専門分野の異なる5人の教授らと日本ガイシの研究開発部門とが連携して研究開発を行います。期間は2021年4月1日から5年間を予定しています。

 日本ガイシは本年4月に策定した中長期ビジョン「NGKグループビジョン Road to 2050」で、取り組むべき社会課題の1つにカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量実質ゼロ)を設定しました。名古屋工業大学と日本ガイシは、2009年から包括的に産学連携による共同研究や技術交流を実施しており、カーボンニュートラル関連の開発に注力すべく、今回、名古屋工業大学のプロジェクト研究所制度(※)に基づいて本研究所を設立しました。内閣府が2020年に定めた「革新的環境イノベーション戦略」の39テーマのうち、日本ガイシのセラミック技術を生かすことができるテーマとして、電子機器やEV(電気自動車)の省エネ化に欠かせない次世代パワー半導体用ウエハーや、再生可能エネルギーの活用に不可欠な高性能蓄電池向けの高イオン伝導性セラミック固体電解質やセパレーターなどの研究開発を行います。本研究所は今後、革新的環境イノベーションに資する他のテーマやマテリアルズ・インフォマティクス(※)関連のテーマなどの追加も検討する予定です。

 名古屋工業大学と日本ガイシは、産学一体で取り組むことで、エネルギー・環境分野で革新的なイノベーションを創出し、温室効果ガスの大幅削減に貢献することを目指します。



(※)プロジェクト研究所制度:
   異なる専門分野の融合による新しい学問領域の開拓と産学連携による研究の推進、新産業の創出を目指す取り組み。
(※)マテリアルズ・インフォマティクス(MI:Materials Informatics):
   実験や論文などのビッグデータを人工知能(AI)などで分析し材料開発に応用する手法。

プレスリリース(英文).PDF

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次世代パワー半導体用ウエハーの試作例(2インチ)


関連リンク

日本ガイシ 革新的環境イノベーション研究所 ※Japanese
NGK Environment Innovation Laboratory (NIL) ※English
プロジェクト研究所

お問い合わせ先

名古屋工業大学 産学官金連携機構
准教授 矢野 卓真
TEL: 052-735-5201
E-mail: yano.takuma[at]nitech.ac.jp

*[at]を@に置換してください。


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