柴田研究室の研究成果から2019年に発表した論文が,2018~2019の二年間で最も読まれた論文として評価を受けました。
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2020年5月12日掲載
Wiley社より出版されるオープンアクセス誌ChemistryOpen誌に, 2019年に柴田教授らが掲載した論文「Gas/Liquid Phase Micro Flow Trifluoromethylation using Fluoroform: Trifluoromethylation of Aldehydes, Ketones, Chalcones, and N Sulfinylimines, ChemistryOpen 2019, 8, 406-410」が,2018~2019年の2年間で最もダウンロードされた論文(Top10%以内)になりました(図1)。Wiley社は,ChemistryOpen誌を世界に広く認識させるのに大いに貢献したとの評価をし,柴田教授に証明書を授与しました(図2)。ChemistryOpen誌は,16カ国からなる欧州化学会「Chemistry Europa」を代表として運営する総合化学誌であり,高い評価を受けている国際化学誌です。
この論文は,地球温暖化問題で排出が厳しく制限されている産業廃棄物フロン23をマイクロフロー装置にて,一瞬にして医薬品材料(トリフルオロメチルアルコール)に変換するという画期的技術について記述したものです。勉強机ほどのわずかなスペースがあれば,ミリグラムからキログラムスケールまでのフロン23を,瞬時に処理し,有用物質に変換出来ます。この論文では,エフェビレンツ(エイズ治療薬)の製造を例に示しており,数多くの化学者の関心を抱いたと考えられます。また,関連技術は,Scientific Reports誌をはじめ,これまでにも何度もメディア等で取り上げられていることからも,柴田教授らの技術は環境問題を考えるうえで重要であるといえます。
<掲載論文> ChemistryOpen
<掲載内容> Cover Picture
(図1)
(図2)
<名工大研究活動ニュース> 2019年3月18日掲載 / 2019年05月15日掲載
<プレスリリース> 2018年07月31日掲載
この情報は研究支援課が提供しています。
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