大里齊先生(本学元教授)が、米国セラミックス協会からフェローの称号を授与されました
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カテゴリ:ニュース|2016年11月 4日掲載
本学の卒業生であり、2016年3月までプロジェクト教授を務められた大里齊先生が、米国ユタ州のソルトレイクシティで2016年10月24日におこなわれた米国セラミックス協会年会バンケット(the ACerS Honors and Awards Banquet at 118th ACerS Annual Meeting)にて、ACerSのフェローに推挙され、称号を授与されました。米国セラミックス協会は、米国のみならず全世界からセラミックスの研究者が参加している会議です。
→米国セラミックス協会:ACerS Awards
代表のMrityunjay Singhさんとフェローを授与された大里齊先生
フェローを授与された理由
結晶学に基づくエレクトロセラミックスの研究開発の分野で顕著な業績をあげ、米国セラミックス協会へ貢献したことを認められ、この度フェローのタイトルを授与されました。マイクロ波誘電体では疑似タングステンブロンズの結晶構造と特性との相関から新規材料を設計し、積層コンデンサーではチタン酸バリウムの耐還元性の研究、否鉛圧電体では結晶構造から圧電の発現機構の解明など基礎的な学問に基づき応用研究をしています。
また、地域コンソーシアム、NEDO、サポートインダストリー等、産学官連携にも取り組まれ、2008年3月の定年後も、一書生として名古屋工業大学プロジェクト研究所、名古屋産業科学研究所、湖西大学校(韓国)、オウル大学(フィンランド)等で研究を進め、マイクロ波材料とその応用国際会議(MMA)を中心に学会にも積極的に参加されました。2004年には、第3回MMA国際会議を犬山市で主宰されています。
大里齊先生は
1968年窯業工学科を卒業、1970年大学院窯業工学専攻を修了。その後本学で研究者としての道を歩まれ、1993年に渡米し修業を積みました。1999年に教授として本学に復帰、物質工学専攻長などを経て2008年に退職されましたが、その後2016年3月まで本学のプロジェクト教授を務められました。
共にフェローを授与された方々と (大里先生は下段左から2人目)
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