国立大学法人名古屋工業大学

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就職・キャリア・学生生活

Bさん:大学の環境になじめず、不登校になった

相談室を使ったきっかけ
私は大学に入ってから周りの環境に馴染めませんでした。高校時代とは違う勉強の環境(教科書通りの学習では理解に至らない)、朝早い時間の電車通学、高校時代までの人生の悪い出来事を引きずっていたことが、その理由だと思っています。その結果大学の1年目は6月頃から大学に顔を出さなくなり、後期になってから再び通い始めましたが、1月から朝起きられなくなり、また休みがちになっていました。その年の3月、大学を辞める相談をしに大学に顔を出した時に、初めて学生なんでも相談室を利用しました。とりあえずもう1年通うことになりました。
2年目
2年目は相変わらず体調は良くなっていなかったのですが、前期は最後まで大学に通い18単位取得しました。その後、後期の初めに、半年ほど精神科に入院することになりました。
3年目
3年目の前期は、退院はしていましたが、まだ大学に通うための体力・生活リズムが伴っておらず、週2回の病院のデイケアに通いながら自宅で療養していました。7月になんでも相談室から手紙が届き、作業療法とRoomCに顔を出すようになりました。このおかげで10月からスムーズに復学することが出来たと思っています。
復学後
復学後には相談室で授業の履修や、分からないことの相談に乗ってもらいました。悩みをすぐに相談して解決できたのは良かったと思っています。単位が取れそうにないと感じていた科目の単位を取ることが出来たのは本当に良かったと思っています。
5年目の後期からは就職活動
5年目の後期からは就職活動が始まりました。状況が厳しくてつらい時もありましたが、エントリーシートや面接対策等、相談に乗ってもらって助かったのを覚えています。また、他クリニックの紹介により時間的負担が軽減したのが当時は良かったと思っています。
6年目から卒業研究
6年目から卒業研究に入りました。その年の夏に大学病院で診察を受け、自分は発達障害かもしれないと分かりました。その時には少々驚きやとまどいもありました。しかし今はその障害を誇りにこれからの人生を生きていきたいと思っています。その障害を持っているからこそ出来ることが多くあると考えているからです。6年目の卒業研究の論文の提出間際に胃腸風邪をこじらせた時にも相談に乗ってもらい気持ちが楽になりました。無事論文を提出できたのは相談室のおかげだと実感しています。
卒業後
今は社会人として働いています。発達障害であるが故にコミュニケーションが上手くいかなかったり、些細なことで気持ちが落ち込んだりすることもたまにはありますが、以前よりは前向きに自信を持って生活出来ています。夏ごろには休みが貰えそうなのでまた大学に顔を出したいと思っています。その時には困っている学生の力になりたいと思います。

利用した支援

  • こころのリスクケア(カウンセリング、ケースワーク、復学支援、居場所支援)
  • 障害学生支援(SST、作業療法)
  • 教員相談
  • 就職相談

この情報は学生生活課が提供しています。

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