国立大学法人名古屋工業大学

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就職・キャリア・学生生活

Dさん:学業とアルバイトの両立ができない

相談室を利用したきっかけ
私は、浪人して、名古屋工業大学に入学しました。大学1年生の時は、モチベーションが高く、大学の課題とアルバイトを両立することができていました。しかし、大学2年生になると、大学の課題が増え、アルバイトでも難しい仕事を任せられるようになりました。そして、忙しさから「本当にこの大学に入学して良かったのか?」など、自分の将来について悩むようになりました。その頃、ガイダンスで学生なんでも相談室があることを知り、勇気を出して、相談に行きました。そこで、教員相談部門の先生を紹介していただきました。同じ学科の先生のアドバイスのおかげで、2年生の前期はいくつかの単位は落としましたが、乗り切ることができました。そして、夏休みの旅行をして、リフレッシュし、2年生の後期に臨みました。
しかし、大学、アルバイトの忙しさは変わらず、むしろ増していきました。その結果、ストレスが溜まり、体調をこわし、統合失調症という病気になってしまいました。再び、相談員の先生と相談し、2年生の後期の11月から3年生の前期が始まる4月まで休学することを決めました。その時点でアルバイトはやめました。
休学、そして復学してから
休学中は、気分転換することに努めました。体を動かすために、スポーツジムに行ったり、テレビのバラエティ番組を見て、笑ったりしました。ただ、復学の時期が迫ってくると本当に卒業できるのか、不安になりました。
不安なまま、3年生の前期が始まりました。復学してからは週一回、学生なんでも相談室のカウンセリングを利用しました。カウンセラーに不安なことを素直に打ち明けて、問題の解決を一緒に考えてもらいました。この週1回の相談がなければ、卒業することはできなかったです。自分の将来は、「なるようにしかならない」と考えるようにし、目の前の講義、レポート、課題、テストに集中しました。講義でわからないことは先生に個別に質問しにいくなど、必死に取り組みました。単位を取ることに一生懸命になるうちに、3年次はあっという間に過ぎていきました。そして、ある講義で「秀」を取ることができ自信を持てるようになりました。
就職活動
そして、就職活動の時期を迎えました。ニュースなどで、「就職活動は苦労する」と聞いていましたので、目の前の就職活動に一生懸命向き合いました。就職ガイダンスに欠かさず参加し、SPI、一般常識の問題を毎日勉強しました。また、就職相談員が行う面接練習を何度も受けました。就職相談員から、「もう来なくても大丈夫」と言われるほど利用しました。その結果、第一志望の企業から内定をいただきました。
後輩へのメッセージ
休学しているときは、大学をやめたいと思った時期もありました。そして、復学してからもしばらくは、やめたいと思い続けていました。しかし、学生なんでも相談室の方々や学科の先生方に助けられ、ひとつひとつ目の前の単位を取っていった結果、卒業、就職することができました。その時は想像できなかったのですが、今振り返ると、この経験が私には必要だったと思えます。大なり小なり悩みを抱えている人が学生時代には多いと思います。一人で抱え込まず、勇気を持って、学生センター、学生なんでも相談室に相談しに行ってください。学生生活、単位、就職など幅広く相談に乗ってもらえます。
最後になりますが、学科相談員の先生、学生なんでも相談室の方々、就職相談員の方々、本当にありがとうございました。

利用した支援

  • カウンセリング
  • 教員相談

この情報は学生生活課が提供しています。

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